冬になると電気暖房機器による事故などの相談が寄せられるが、ここ数年はハロゲンヒーターによるものが目立っている。また、複数の事業者が自主回収を行っており、社告の件数の多さも抜きん出ている。そこでハロゲンヒーターの事故を防止するため、調査結果をもとに事業者への要望や消費者に向けての注意喚起を行い、関係機関に情報提供することとした。 PIO-NETの相談事例 PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)にはハロゲンヒーターによる危害・危険が10年間で417件寄せられ、電気暖房機器全体の3割を占めている。年度別にみると、2005年度は55件だったが、06年度129件と2倍以上も増加し、2007年度も119件に上っている。 危害が発生している事例 就寝後、2階から出火して自宅が全焼し、夫は全身やけどで入院中。出火の3ヶ月前にリサイクル店で購入したハロゲンヒーターが火元であったが燃えてしま