東京・秋葉原の無差別殺傷事件を受け、日本のヤフーは13日、同社が運営する競売サイトなどで、犯行に使われたダガーナイフの取り扱いを中止すると発表した。 対象はネット競売の「ヤフーオークション」と、ネット上の仮想商店街「ヤフーショッピング」。同社はすでに銃刀法の対象外でも殺傷能力の高い「武器」にあたる物品を独自に定めて取り扱いを規制しているが、対象範囲を拡大する。 その他のナイフ類の取り扱いについては、性能や用途などを個別に判断して規制の対象になる出品物と判断すれば、サイトから削除する。 ダガーナイフなど殺傷能力が高い刃物をめぐっては、警察庁が所持を禁止する方向で検討に入っているほか、自民党などにも殺傷能力の高い刃物の所持を禁止するため銃刀法改正を検討する動きもある。