36人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件は25日に判決を迎える。未曽有の被害を生んだ事件はなぜ引き起こされたのか。青葉真司被告(45)と同じ、バブル経済崩壊後の超就職難時代に社会に出たロスジェネ(ロスト・ジェネレーション)世代の作家・活動家の雨宮処凛さん(48)は、被告の中に強固に巣くう「一発逆転の呪い」に事件の淵源を見るという。青葉被告の判決を前にインタビューに応えた。(共同通信=武田惇志、野澤拓矢)
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4年半の月日は長かった。元気なうちに結果を見届けたい。高齢の母は、最愛の娘の命が奪われた事件の判決を待ち望んできた。「死刑しかあらへん。でも……」。どんな判決になっても、あの子はもう帰ってこない。怒りや悲しみが消えることも、きっとない。 京都アニメーションに勤務していた石田奈央美さん(当時49歳)は、作品の色遣いや仕上がりを決める「色彩設計」を担っていた。京アニ作品の美しさを確立した一人だった。 暗転したのは2019年7月18日。猛烈な火と煙が京アニ第1スタジオ(京都市伏見区)を襲った。命を落としたのは石田さんも含めて36人に上り、ガソリンをまいて放火したとして青葉真司被告(45)が逮捕、起訴された。
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