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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (3)

  • ある白い粉のこと : 有機化学美術館・分館

    9月27 ある白い粉のこと ある物質の性質について調べてみました。これが何かおわかりでしょうか。 その物質は、水によく溶け、臭いはない。様々な形状をとることができるが、最もよく知られた外観は「白い粉」という姿だ。後述する様々な危険性を持つ物質だが、今のところ法律による規制をすり抜けており、事実上野放しになっているのが現状だ。 この物質は、摂取することによって人体に強い快感を与えることを特徴とする。一度摂取すると決してやめることはできず、毎日この物質を求めずにいられなくなる。悲惨なことに、この物質の中毒に陥りやすいのは若い女性だ。疲労感を忘れさせる性質があるため、肉体を酷使する職業の者も手を出してしまいやすい。脳の働きをよくするとして、勉強前に摂取する若者も後を絶たない。 この物質は人体の様々な防御機構を突破して血液中に苦もなく入り込み、全身をめぐる。細胞の一つ一つにまで入り込み、肝臓や筋肉

    ある白い粉のこと : 有機化学美術館・分館
    cubed-l
    cubed-l 2010/09/28
    俺もこの白い粉は好きだ
  • ホメオパシーのこと(2) : 有機化学美術館・分館

    8月29 ホメオパシーのこと(2) 前回よりの続き。 このようなわけで事件以来ネットでもホメオパシー叩きが盛り上がり、ウィキペディアなどもここのところ記述が急速に先鋭化しつつあるようです。しかしホメオパシーを信奉する人たちに、「学術会議の談話」や「科学的臨床試験の結果」を見せつけ「どうだお前らは間違っている、今すぐその信仰を捨てろ」と迫って効果があるかというと、たぶんそうではないだろうという気がします。 ホメオパシーのなど見てみると、200年の歴史があるだけあって、とうてい虚構と思わせないだけの壮大な体系が構築されていることに驚かされます。また多くの有名人の信奉者を抱え、自然への回帰と薬漬けの現代医療に対する批判という、病に苦しむ人の心を動かす物語をも備えています。治療に使われる各種のレメディも、ハイペリクム(オトギリ草)、メルクリウス(水銀)、アコナイト(トリカブト)、カレンデュラ(キ

    ホメオパシーのこと(2) : 有機化学美術館・分館
    cubed-l
    cubed-l 2010/08/30
    既に信じ込んでいる人への即効性のある方法は、多分無いだろうな。まだ信じきっていない人にゆっくりと伝えていくしかない。自分の周辺に、少しずつ。
  • ホメオパシーのこと(1) : 有機化学美術館・分館

    8月29 ホメオパシーのこと(1) さてここのところ、ホメオパシーに関する話題がマスコミやネット上をにぎわせています。山口県におけるビタミンK2不投与による乳児死亡の一件をきっかけに報道が盛り上がり、ついに日学術会議の金澤一郎会長が「ホメオパシーは荒唐無稽」とその効果を真っ向から否定する談話(PDFファイル)を発表、これが朝日新聞一面トップで扱われるほどの事態になりました。 筆者は個人的に、ホメオパシーについて関心があり、数年前からウォッチしていました。医薬研究に長く携わった者として思うところを、つらつらと書いてみます。 ホメオパシーは、水で極度に薄めた成分を砂糖玉に染み込ませたもの(レメディと呼ばれる)を投与し、体の抵抗力を引き出すという治療法です。問題はその薄め方で、よくあるレメディでは100倍希釈を30回、すなわち1060倍にも希釈していますから、元の成分は1分子たりとも残っていま

    ホメオパシーのこと(1) : 有機化学美術館・分館
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