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ブックマーク / book.asahi.com (5)

  • イラストレーター中村佑介さん「男性作家が描く、女性に選ばれる女性画」 ベストセラー請負人が細部に込める魂|好書好日

    男性作家が女性を描くということ 中村さんの学生時代のデザインから最新作まで、439点を原画とともに展示する「中村佑介展 BEST of YUSUKE NAKAMURA」が東京ドームシティ・ギャラリー・アーモで開催中だ。18年間の活動の集大成となる展示会場に足を踏み入れると、中村さんの描いてきた女性たちが次々に目に飛び込んでくる。 一人ひとりは、とびきり可愛く美しいわけでも、セクシーに描かれているわけでもない。けれど、ユニークな構図の上に描かれた女性たちは、圧倒的な魅力で見る人に迫り、目を釘付けにする。 どうして、こんな女性を描けるのだろう。尋ねると、中村さんは大学時代に感じた疑問が発端だと教えてくれた。 「僕が大学生のときは、ゲーム漫画やアニメの魅力的な女性像って、ミニスカートで胸の谷間が見えているキャラクターが多かったんですね。普段の日常を生きていて、露出度で異性を好きになることはない

    イラストレーター中村佑介さん「男性作家が描く、女性に選ばれる女性画」 ベストセラー請負人が細部に込める魂|好書好日
    cubed-l
    cubed-l 2020/12/13
  • 「62歳、住所不定、無職」の新人作家・赤松利市さんが小説「らんちう」で書かずにはいられなかった“ロスジェネの相対的貧困”|好書好日

    舞台は海辺にあるリゾート旅館。そこで従業員と元従業員6人が総支配人を殺害し、警察に通報するところから物語は始まる。しかし彼らの供述には、あやふやな殺意しかない。殺された総支配人は太っただらしのない男で、強引な経営方針で周りを翻弄してきた。総支配人のである若女将は従業員から慕われ、傾きかけた実家の旅館を立て直すために好きでもない男と結婚したとみんなから同情されている。違法な長時間労働や自己啓発セミナーなどの事実も供述からは見えてきて、やがて物語は、予想外の結末に向かっていく。 ――「らんちう」というタイトルに意表をつかれました。ランチュウとは頭がこぶ状になっている、変わった形の金魚のことですね。殺された支配人が飼っていたのが、2匹のランチュウだった。なぜランチュウを作品のタイトル、そして象徴にしようと思ったのでしょう。 まず、高価な金魚であること。そして、奇形である。私は小さい頃から魚が好

    「62歳、住所不定、無職」の新人作家・赤松利市さんが小説「らんちう」で書かずにはいられなかった“ロスジェネの相対的貧困”|好書好日
    cubed-l
    cubed-l 2019/01/07
  • asahi.com(朝日新聞社):秘密ペンネーム、8人で筆名共有…変わりゆく「作家像」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    秘密ペンネーム、8人で筆名共有…変わりゆく「作家像」2010年10月31日 多くの読者を持つ小説家が、自らの筆名を秘して作品を発表し始めている。別の筆名を使ったり、複数で書いたり……。方法は様々だが、それぞれ「作家」像から物語を切り離そうとしている。誰もが物語を発表できるネット時代、作家のあり方が変わりつつあるのか。 「小説誌に秘密のペンネームで短編を書いています」 作家の夢枕獏さんが話すと、聴衆からどよめきが起きた。この夏、都内で開かれた日SF大会での一こまだ。 夢枕さんは「陰陽師(おんみょうじ)」「餓狼伝(がろうでん)」などのシリーズを持つ人気作家。とはいえシリーズの作品は部数もほぼ同じで、評価もだいたい分かってしまう。新人として書いた時にどう評価されるのか……。「夢枕獏のイメージにとらわれず読んでほしい」と考え、新しい筆名は公表していない。 ベテラン作家が別の筆名で話題になった例は

  • asahi.com(朝日新聞社):戦前の少年犯罪 [著]管賀江留郎 - 書評 - BOOK

    戦前の少年犯罪 [著]管賀江留郎[掲載]2008年1月6日[評者]香山リカ(精神科医、帝塚山学院大学教授)■犯罪記事、徹底的に洗い出す 「最近、少年の凶悪事件が増加している」と聞かない日はないが、当なのか。戦前の新聞を丹念に読み込んだ著者は、そこから「同級生殺し」「親殺し」「幼女殺人」といった少年や若者による犯罪の記事を徹底的に洗い出す。そして、戦前は数的にも質的にも今よりはるかにひどい少年犯罪があふれていたこと、さらに「いじめ」「ニート」といったいかにも現代ならではと言われる現象も、実はその時代から存在していたことを浮き彫りにする。 なるほど、ここに並べられた目をおおいたくなる事件を眺めていると、“昔の子どもはよかった”“現代の子どもはモンスター”的な言い方には何の根拠もないことがよくわかる。しかし、「ジャーナリストも学者も官僚なども物事を調べるという基的能力が欠けていて、妄想を垂れ

    cubed-l
    cubed-l 2008/01/10
    「データは少年犯罪の増加を示していない」のに「『最近、少年の凶悪事件が増加している』と聞かない日はない」のは何で?誰が言ってるの?「問題の本質」とやらはそこじゃないの?
  • asahi.com:環境問題はなぜウソがまかり通るのか [著]武田邦彦 - ニュースな本 - BOOK

    環境問題はなぜウソがまかり通るのか [著]武田邦彦 [掲載]週刊朝日2007年05月25日号 [評者]永江朗 ■リサイクル論争 4月24日、日製紙は「古紙100%配合製品を廃止する」と発表した。えっ! リサイクルの時代なのに? と驚愕するニュースである。だが同社のサイトを見て納得した。古紙100%だと製造工程でCO2排出量が古紙を使わないよりも増えてしまうというのだ。業界第1位の王子製紙のサイトにも同様のことが載っている。古紙は7割ぐらいがちょうどいいらしい。 リサイクル100%が必ずしも地球環境にいいとは限らない。イメージや思い込みと現実のあいだにはずいぶんギャップがある。 武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』は、リサイクルが環境にいいと信じて疑わなかった人にとって衝撃の書である。たとえばペットボトルのリサイクルはやめたほうがいいと著者はいう。リサイクルによってゴミは増え、資

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