ヤフーの携帯事業参入は、宮坂社長が「飛び地みたいな事業」と話すとおり、従来とは大きく異なる事業だ。ヤフーのビジネスは、さまざまなネットサービスを提供し、広告をはじめとした収益を稼ぐというモデルだが、そのためにはネットの利用者が増え、アクティブに活用するユーザー層が大きくなる必要がある。 ヤフー自身は、もともと米Yahoo!から日本でのサービス提供のみを認められており、グローバルでの事業展開ができない。そのため、ポータルサイトから検索、オークション、Eコマース、ニュースなど、多種多様な国内向けサービスを展開して収益の拡大を図ってきた。 家庭のインターネット普及率が8割を超えている中、日本では米国に比べてスマートフォン・タブレット普及率が低い。インターネットの利用者がモバイルに移行している中、このスマートフォン・タブレットの利用率拡大が、コンテンツ・サービスの利用を増やすために必須だ。ここに、