東京大学大学院 国際保健政策学教室(渋谷健司研究室)修士課程 野村 周平 2013年4月1日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp 福島県南相馬市で被災された老人介護施設の入所者の多くが避難の後に亡くなられたことについての研究論文がPLOS ONE(米国医科学雑誌)に掲載されました。 http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0060192 震災以降、東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門の坪倉正治先生や、南相馬市立総合病院と共同で、福島第一原子力 発電所の23km圏に位置する福島県南相馬市内5つの老人介護施設の協力のもと、事故後の避難による高齢者の死亡リスクの推定と、避難プロセスにおける死 亡率上昇要因の分析を試みました。 5つの老人介護施設について、避難を経験し