シリアの人権団体は11日、過激派組織IS=イスラミックステートの指導者バグダディ容疑者がすでに死亡しているという見解を示しましたが、アメリカ軍は確認できていないとしており、情報は錯そうしています。 これについて、有志連合を主導するアメリカのタウンゼント司令官は11日、「さまざまな報告があるが、生きているのか死んでいるのか、確認も否定もできない。手がかりも持っていない」と述べ確認できていないとしています。 バグダディ容疑者をめぐっては先月、ロシア国防省が空爆で殺害した可能性があると発表しましたが、アメリカとシリア人権監視団はこれに懐疑的な立場を示していました。 ISは去年11月にバグダディ容疑者の音声メッセージを発表したあとはその動向について言及しておらず、バグダディ容疑者の生死をめぐっての情報は錯そうしていています。