私どもは、自閉症の概念が単なるラべリングであることを主張しておりますが、さらに一歩進めて、定型発達者をラべリングして症候群にした論文を見つけました。自閉症者を自閉症と診断することと、定型発達者を定型発達障害と診断することの間に本質的な差がないことに気づかされます。自閉症の診断基準の文章を一部そのまま使用しており、方向性が違うだけであることを強調しています。 Charlotte Browlow. Re-presenting Autism: The Construction of 'NT Syndrome' J Med Humanit (2010) 31:243-255. (皮肉たっぷりに記載された、定型発達障害の診断基準) 定型発達病の診断マニュアル(DSN-IV)コード番号666.00:定型発達障害 幼児期あるいは子供時代に始まる発達障害の重症型。必須の特徴は、 A. 社会的相互関