まあ、バントのセカンドアルバムとしては遅すぎたんですけどね。 当時、世界中がストーンローゼスのセカンドを待ち焦がれていた。もちろん俺もそのひとり。 その期待感たるや、パンパンに膨らんで、触れただけで破裂しそうな風船のごとくですよ。 で、ようやくセカンドアルバムの発売がアナウンスされた時は死ぬほど嬉しかったなぁ。 「もうセカンドを出さないまま解散するんじゃないか」っていう噂まで出てたし。 で、発売日。 夢にまで見たセカンドアルバム「セカンド・カミング」を手に入れた。 ライナーを開いてみると、1曲目が11分。 なんだろう、この漠然とした嫌な予感。 CDから聞こえてくるのはストーンローゼスの音楽からはほど遠い、骨太のギターサウンド。 しかも70年代っぽい。なにこの泥臭い音楽。 3曲目まで聴いて一旦CDを止める。 ショックだったね。いや、ほんとにショックだった。 ストーンローゼスの最大の魅力は、雲