このようにして、プログラムの中は多くのエラーハンドリングのコードで占められてゆく。 エラーの想定 ソフトウェアを構築する際には、起こりうるエラーをひととおり想定し、それらに対処するコードを書く必要がある。 エラーの想定は、要件定義から詳細設計に至る工程のどれにおいても行う必要がある。システムの機能性、構造、仕様を決めてゆく過程で、そこで起こりうるエラーも段階的に明らかになってくるからである。 その際、エラーへの対処方法を立案するのであるが、対処方法は概ね次の9つのパターンに分類できる(詳しくは後述)。 「スキップ」 「デフォルト値」 「別ロジック」 「入力の再要求」 「同じ処理の再試行」 「自己プログラムの再起動、OSの再起動」 「上位モジュールへの失敗の通知」 「他マシンへの役割の引継ぎ」 「プログラムの停止、マシンのシャットダウン」 エラーハンドリングの内容 エラーハンドリングには、一