ウィルコムは、「コアモジュール戦略」と銘打ってW-SIM(ウィルコムシム)を中核とした「SIM STYLE」を展開し始めたが、従来型の端末においても、音声通話だけではなくデータ通信まで含めた定額制とフルブラウザを武器に新たな戦略を打ち出してきている。本稿では11月25日に発売された新型端末「WX300K」「WX310K」そして「WX310SA」を紹介しよう。 WX300Kは京セラ製端末で音声通信を主用途にした端末であるが、その仕様から判断すると、機能については、2004年5月に発売され一斉を風靡した「AH-K3001V」そのままとも言えよう。 その概観はオーソドックスな二つ折り型で、背面液晶には、電池レベル、電波状態、バイブレーションモード、時刻などを示すモノクロ液晶とカメラの小さなレンズがあるだけで、極めてシンプルな印象を受ける。同様に操作部背面もスピーカーだけ。左側面にはシャッターボタ