牛丼チェーン最大手のすき家を運営するゼンショーホールディングス(HD)は30日、店舗の約6割にあたる1167店舗で、10月1日から午前0~5時の深夜営業を当面休止すると発表した。 人手が確保できず深夜に従業員1人で勤務する態勢を解消するめどが立たないためだ。 すき家は全1981店舗のうち、現在1843店舗で24時間営業を行っている。 今回の措置により、10月1日からは24時間営業の店は589店舗に減る。87店舗では、深夜帯に複数の従業員を配置できる日だけ24時間営業する。 また、事業会社「ゼンショー」からすき家以外の外食事業を分離する。すき家のみを経営する組織に変えることで、労働環境の改善や事業の立て直しを図る。 すき家は今年2~4月に、調理が複雑な鍋メニューの導入で従業員の負担が増し、複数の店舗で営業休止に追い込まれた。