過去のバブル局面と現在の比較 昨年終盤から世界主要国の株価指数の加速度的な上昇がみられる。日本株もその例外ではない。 ニュースなどをみると、このような世界的な株価上昇の要因は米国経済の好調にあるように思われる。特に、トランプ大統領就任後、1年をかけてようやく成立をみた米国の大型減税が、米国経済の加速度的な成長に寄与するとの「期待」が米国株価を押し上げている側面が強そうだ。 もしくは、世界を代表するような大企業が「リパトリ税」によって、海外に蓄積してきた利益を米国内に還流させ、それを配当や自社株買いなどで株主に還元させる可能性が高いとの見通しも米国の株価上昇に寄与していると思われる。 そして、この米国株の好調が主要国の株価にも波及しているようにみえる。 このようなやや上昇ピッチが早い株価について、「これは、FRBの行き過ぎた超金融緩和によるバブルではないか」という見方が台頭しつつある。そして
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