長い間プログラムの世界とかかわっていると、大して古い話でもないのに「そういえば、そんなのもあったね」と懐かしさを込めて思い出されてしまう開発環境がいくつかあります。このカンタン10分プログラミングで何度か取り上げてきたHTA(HTML アプリケーション)もおそらくその一つです。 HTAを思い出そう HTAはHTMLをベースとしたプログラム環境であり、外観はHTML、内部処理はVBScript(まさに「ああ、そんな言語もあったね」の典型ですね)あるいはJavaScript(頑なにマイクロソフトは“これはJScriptだ”と主張していた時期です)で実装します。HTMLベースなのでコンパイルも必要ありませんし、メモ帳のようなテキスト・エディタさえあれば誰にでも簡単に作れるお手軽な開発環境です。 実際にはHTAという開発環境用のランタイムが存在していたわけではなく、Internet Explore
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