12日付け日経新聞電子版速報記事から。 福島1号機「燃料棒崩落の可能性」 東電、冷却は維持 2011/5/12 12:13 東京電力は12日、福島第1原子力発電所1号機で、燃料棒が原子炉の底に崩れ落ちた可能性があると発表した。原子炉圧力容器内の水位が極端に低いものの、容器の底に残った水で冷却は続いていると説明した。 東電は、原子炉に注ぐ水の多くは「圧力容器とその外側の格納容器はともに損傷があり、相当量が抜けている」と話した。ただ圧力容器の温度がセ氏100〜120度と高温でないことから「崩れた燃料棒は原子炉の底の水にとどまる状態」としている。 事故収束に向け、東電は7月までに1号機の原子炉を水没冷却する計画。水位が低すぎると、原子炉を早期に安定停止できるかは不透明だ。1号機を参考に他号機の復旧を進めるとしており、計画の見直しを迫られる。 冷却水の水位はこれまで燃料棒の上部から1.6〜1.7メ