自民党の佐渡金山の世界遺産登録を実現する議員連盟設立総会で議連会長に選出され、あいさつする中曽根弘文元外相=28日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影) 「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録を目指す自民党有志による議員連盟が28日、党本部で設立総会を開いた。議連の顧問には安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、菅義偉前首相が名を連ね、党内全ての派閥の幹部が役員に就くなど挙党体制を敷いた。来年夏の登録実現に向け、反発する韓国との「歴史戦」に備える政府を総力で後押しする構えだ。 「世界遺産登録の実現に向けて皆さんとともに全力で取り組んでいきたい」 議連の会長に就任した中曽根弘文元外相は設立総会でこうあいさつした。総会には約60人の衆参国会議員が出席。安倍氏や麻生氏のほか、茂木敏充幹事長や高市早苗政調会長、二階俊博元幹事長らがひな壇に座り、重厚な顔ぶれとなった。 議連は今後、佐渡金山を現