6月29日の日本経済新聞(第二部)に、ぜひみなさまにご紹介したい言葉が掲載されていましたので、恐縮ながら、たくさん引用させてください。 『日本の伝統的な組織の中で一番うまくいっていないのは、経営層なんです、間違いなく。相対的に一番うまくいっているのは現場、従業員の人たち・・・(中略) 相当、駄目になっている大赤字の会社でも現場はしっかりしていて、みんな一生懸命働いているんですね、歯を食いしばって。それに対して、中間管理職、さらには上に行けば行くほど、マネジメントがプア(=貧弱)になっていくというのが共通した構図でした。』 この発言の主は、冨山和彦さん。産業再生機構で最高執行責任者として、ダイエーやカネボウなど40を超える企業再建を最前線で指揮した方です。 私たち組織で働く人間のおそらく99%は、「上司が間抜けだ」、「会社の役員がバカばっかりだ」、「社長に危機感がない」、「上司も役員も保身に
マザー・テレサも ドーパミンに支えられた 脳の快楽とは、何かを成し得たときの喜びと考えてください。これはまったく個人差があり、文化や環境、経験によって異なるのですが、ドーパミンが流れてくるその上流に何があるか、なのです。 マザー・テレサのように、貧しい人に尽くすことが快楽である人もいます。どのような障害にも立ち向かっていく愛のある行為が喜びとなる。それがドーパミンの上流にあるから、生涯を通してやり続けることが出来たし、それはすべて自己責任で行われたことなのです。 高名な数学者の藤原正彦さんは、「20年も解けていない数学の問題を長い時間考えるのが無上の喜び」と顔を輝かせて言います。数学が嫌いな人には信じられないことかもしれませんが、数学者にとっては解けない問題を毎日毎日10時間も考えていられるのはこの上ない快楽なのです。私も心と脳の関係を考え続けることが何よりも面白い。忙しい現実の息抜きでさ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 競走馬の調教師である藤澤和雄さんのお話には、「人を育てる」「能力を引き出す」といったことがらについて深い示唆があった。藤澤さんの調教で特徴的なのは、それぞれの馬を目いっぱい走らせて鍛えるのではなく、実力の劣る馬も強い馬と一緒に走らせる「馬なり」の方法にあるという。 それぞれの馬が競走しているのではなく、一緒に走っている。しかもその時に、実力が劣るものが強い馬と一緒に走ることによって、実力を引き上げてもらえる。強い方が先に行ってしまうと、弱い馬は走ることから脱落してしまう。人生でもそういうことはたくさんある。 その視点から見れば、能力別学習(学級)などは問題がある。そこで脱落したものはオレはだめなんだとあきらめてしまう。一緒に走っていると思えば
元の会社や友人たちを見ても、学者や弁護士、エンジニアなどの特殊な世界以外では(実は!そういう世界も同じなのですが)、若き日にもっとも賢かったはずの男たちは仕事人生におけるトップにたっていません。かといって頭の悪い連中が出世しているということでもありません。頭のよさでは、第二集団ぐらいにいた連中がもっとも成功を収めているようです。 もっと卑近な話ですが、私は「ブランド」の共著者である岡康道に比べてIQにして10は上だと思いますが、収入は彼のほうが10倍はあるでしょう(はいいすぎか笑) 学校で教えていると秀才君にたくさん出会います。彼らはいわば学業エリート。入社エリートにも相当程度重なります。人がうらやむ人生の前半を過ごしています。しかし彼らの今後の長い人生行路を考えると、自らの頭のよさとどう対処するのか。これからが大事なような気がします。 彼らへのエール(と自戒)をこめて書きます。 ところで
一般的にWeb制作・開発に携わるベテランは,「後進の育成」という役割のもと,第一線の現場から離れることが求められるようになる。しかし,IT業務といえど,すべてをナレッジ化できるわけではない。「生涯一実務者」が消えた現場では,後進には学べないことが山ほどある。実務にやりがいを感じているベテランほど,現場に留まるべきではないだろうか。 実務者を育てられるのは,実務者だけ Webプランニングは,それ単独で成立する業務ではなく,制作・開発実務と切り離して考えることはできない。本稿も,Webデザイナーやプログラマ出身の小規模事業者に対して,Webプランニングのヒントを示すものであり,全く実務に携わらないWebプランナーは想定していない。 なぜなら,企画と実務は,相互に影響し合っているからだ。独創的な企画を実現するために制作・開発技術が磨かれる。逆に,手持ちの技術やノウハウの用途を考えることから,企画
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