井上靖「利休の遺したもの」を聴いた。 気力充実の素晴らしい名講演だった。これまで聴いた講演の中でベストに近い。 話の内容から察するに「本覚坊遺文」完成を間近に行われたようだ。改めて「本覚坊遺文」を読んでみよう。長い年月をかけての大作の完成を直前にした高揚感が感じられる。これはお勧め。 利休の遺したもの [新潮CD] (新潮CD 講演) 作者: 井上靖出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (1件) を見る本覚坊遺文 (講談社文庫) 作者: 井上靖出版社/メーカー: 講談社発売日: 1984/11メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見る
溜まっていた疲れのせいか、毎夜の勉強がはかどらない。 娘と2人、耳鼻科から帰ってきたら夜の8時半。 おまけに飲酒検問、医者帰りに誰が酒飲んでるんだよ! 全くもう・・・の、金曜日の夜。 ボーっとテレビを眺める。偶然、今日は「隠し剣 鬼の爪」。 何故かあれほど有名なのに、「たそがれ清兵衛」「蝉しぐれ」 「武士の一分」等を観ていて、これだけは見ていなかった、私。 これ幸いと、炬燵猫でテレビの夜。 私は藤沢周平世代ではないが、まあ多少なりとも作品は読んでいる。 個人的に気に入っているのは、やはり「三屋清左衛門残日録」 NHKで見たのが気に入って読んでみたら、TVドラマ以上に嵌った。 当時私は仕事にどっぷりで、嫁に行くなんてとんでもない、 こちらが嫁を欲しいくらいの生活。 [] 病になれば看病、季節季節のお菜を盛ったお膳、 打ち水のある庭、飲み屋のはたはた田楽、 訳もなく目の前に広がって消えない、田
持って生まれた天才主人公の対局をいく「努力することの天才」、<a href="http://www.excite.co.jp/book/product/?k=%83L%83%83%83v%83e%83%93%81@%82%BF%82%CE%82%A0%82%AB%82%A8&target=">『キャプテン』</a>の谷口くん。私はこのマンガに何度泣かされたかわかりません。 マンガにはいろんなジャンルの「天才主人公」がいるが、彼らに共通して言えるのは、ピュアで無邪気で、他者に対して無神経で残酷な人が多いということ。 たとえば、『ドラゴンボール』の孫悟空は、純粋に戦いを愛するあまり、その他のこと、たとえば結婚・家庭などにまるで頓着がなく、嫁も子どもも常に「放置プレイ」であった。 自分より強そうな相手にしか興味を持たない悟空にとっては、サイヤ人の王子・べジータですら、興味の埒外。そんな純粋さに、
〈悪口〉という文化 作者: 山本幸司出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/11/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (11件) を見る 昨日、購入し、少し読んでいるところですが、おもしろいと思ったのは、第2章の「悪口祭」でした。 古来から、日本各地で、悪口を思い切り言い合うことが認められた「祭」が存在し、そういった祭が、問題行動を起こした者への社会的制裁機能や一種の秩序維持機能も備えていた、ということが指摘されています。 インターネット上の「祭」が話題になることが多くなっていますが、文化的な側面で見た場合、インターネット特有の悪弊、と単純に決め付けることは危険であり、むしろ、日本古来の文化に根ざした側面、その延長線上にあるという側面も無視できないように思いました。掲示板のようなサービスは、ISPでは「コミュニティ」サービスと言われることが多い
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