ある企業では、設置以来丸5年を経過したシステムが、サーバ150台を数えるほどになっていました。そこで、ハード、ミドルウェア等を最新版へアップグレードし、さらにVMwareなどの仮想化ソフトウェアの採用を検討しながら、サーバ群を一気に13台に集約させようと考えました。 今回は、ユーザ企業はいかにして事業要件からプロジェクト発足のための未来図を作り、予算を確保し、案件化していくのかをストーリーをわかりやすくするために、架空のプロジェクトを利用して、案件の定義付け、ハード、OSの選択、プロジェクト化まで凝縮して紹介したいと思います。 案件の誕生まで あるユーザ企業が、この連載の第1回に記載したポリシーで事業サービスを提供していましたが、システム的には丸5年目を迎え、Webサーバが100台と、Webサーバが参照するためのDBサーバが50台を数えるまでに増大。これらの設置、監視、保守に関しては全て外
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