インタフェース 多重継承は、複数のスーパークラスの性質や機能を併せ持つクラスを作りたい場合に利用します。例えば、サブスレッドを生成してファイル入力を行うクラスと、URLで指定したネット上のファイルを読み込めるクラスを多重継承できると便利そうです。ただし、多重継承は複数のクラスのメソッドやインスタンス変数が混在したサブクラスを作るため、利用するスーパークラスの実装を指定し、意図通り動作するように調整する必要があります。 多重継承の1つとして、図1-1のように抽象メソッドを継承する場合もあります。抽象メソッドを用いると、スーパークラスでメソッドの宣言のみ行い、具体的な実装はサブクラスで行うことができます。この方法では、スーパークラスの抽象メソッドとサブクラスのメソッドの実装の間に、必ずしも関連性はありません。 実装をまったく伴わずメソッドの宣言のみの抽象クラスを作ることもできます。JavaやC