本日の日記は、専門外のコンピュータ将棋・コンピュータ囲碁の話である。先日コンピュータ将棋のデモンストレーションを見て、やっぱりモンテカルロ法を将棋にも応用したいなと思った。ただし、将棋の場合は細長い読みをしなければならないためモンテカルロ法が適用しづらいらしい。でもなんとかして将棋に適したモンテカルロ法を作りたいと思ったので作ってみた。細長く読めるモンテカルロ法が目指すところである。 いきなり9×9の本将棋で実験をする自信がなかったので、まずは3×4の「どうぶつしょうぎ」で実験をすることにした。どうぶつしょうぎの利点はルールに反則がないので実装が簡単であることと、それなりに奥が深いことと、本将棋と同じく細長い読みが要求されることである。どうぶつしょうぎはLPSAのオンラインショップから買うことができるが、私は駒込のサロンに直接赴いて買いに行った。1200円である。なお、ルールも含めて商品の
インターネットの普及によって、根本から変わった社会構造は、これからどこへ向かっていくのか。新年にあたり、シリコンバレー在住で常に最新の情報を発信している梅田望夫氏と、6期連続で棋聖位を獲得、緻密な頭脳と共に、バイオリン演奏などの多才さでも知られる将棋の佐藤康光棋聖が対談し、大いに議論を戦わせた。MSN産経ニュースでは、産経新聞紙上で掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届けする。(司会 片山雅文編集長)「知」の泉 司会 今日はお二人に、いわゆる「ネット社会」を切り口に大きく「知」といったテーマで語り合っていただこうと思います。まずは専門家の梅田さんに、インターネットがわれわれに何をもたらしたのかお聞きしたいと思います。 梅田 インターネットの面白いところは、情報の向こうに無数の人がいることでしょう。われわれは、どんなにがんばっても、1日に会える人は何人、知り合える人は何人と限界がある。将
大逆転で話題のNHK杯「羽生対中川」戦をニコニコ動画で見た。NHK杯戦を見られるなんてもう何年ぶりだろう。ありがたい。ネットで話題になっているだけあって、確かに凄い大逆転で驚いた。解説が加藤一二三九段だったのも、盛り上がるのにいい組み合わせだったんだろう。 どんな形であれ、将棋に興味を持たない人が将棋の面白さを感じる機会が増えることは絶対にいいことだ。しかしニコニコ動画にはひろゆきの鬼才を感じますね。コンテンツはとにかく消費してしまうものだと割り切る感じはわかるけど、将棋で「金」の下に「玉」が来たり、「金」と「玉」が左右に並んだりするのってすごく普通のことで、そんなことに大騒ぎする人がいるなんて知らなかったよ、本当に。
本書を読み終えて、現時点では渡辺明(23歳)という若き竜王だけが、「コンピュータと戦う」それも「一度限りではなく、コンピュータをも真剣に将棋を戦う相手と認識した上で、長期間、お互いに切磋琢磨しながら戦い続ける」という未来を、自分の人生におけるきわめて重要な問題として、本気で自分の問題として考え抜いている棋士なのだ、ということを痛感した。ボナンザとの真剣勝負を終えて、渡辺はそういう時代に生まれた宿命を受け入れ、コンピュータと最後まで戦う決意を固めたように思える。上の世代の棋士にはない切迫感と責任感が、本書の渡辺の言葉の端々から感じられるのだ。 第三章に収録された「ボナンザ開発者・保木と渡辺明との対談」はかなりの緊張感をはらんだものだ。ドキリとしたのはまずはこの部分。保木がこぼした本音 保木 おそらくタイトルホルダーの竜王や名人より北陸先端科学技術大学院大学の飯田先生(弘之・プロ棋士六段)にコ
米長邦雄「将棋をより極めるところまでいけるのはやはり加藤さんだろうと思う。」 中原「加藤さんは、長考してる時は何も読んでないけど、一分になるとものすごく読んでるんだ」長考よりもむしろ秒読みのときのほうが読みが鋭い」 「加藤さん相手だと、95点以上の手をさし続けないと負ける。加藤さんは90点以上の手を差し続けてくるから。 米長さんや大山さんだと、80点でも勝てるときがあるけど、100点の手でも負けることがある」 飯塚祐紀七段「加藤先生は秒読みになってから本当に強い。間違えない」 羽生善治「加藤先生の場合は相手を見ずに盤面しか見ていない。」 米長会長「猫好き9段」 羽生「あそこまで同じ戦法を貫かれると不気味ですらある。普通、研究され対策されることを考えると、 一つの戦法をとり続けることは、一つの行き方ではあれ現実に実行する人はほとんど居ない。しかし加藤 先生に限っては、全くそれを恐れていないよ
AISEPのスタッフブログです。ここから適宜情報を発信していきます。 AISEPについての質問等ございましたら、コメント欄に書き込んでください。 2007年8月14日より正式運用を開始いたしました。 This is AISEP staff blog. We'll release new information about AISEP from this blog. If you have any questions (etc...) about AISEP, please comment here. We formally started to use this blog from August 14 2007. *初日の参加者からの発表に対し、羽生善治三冠よりコメントを戴きました。 Hello, my name is Yoshiharu Habu, and I'm a shogi pla
コンピュータ将棋の最強ソフトを決める戦いである「第16回世界コンピュータ将棋選手権」(コンピュータ将棋協会主催)が、今年も3日から5日まで千葉県木更津市のかずさアークにて開かれた。ここ数年はゴールデンウィーク中の開催が定着しているこのイベントだが、今年も日本を始めアメリカ・イギリス・カナダ・北朝鮮など各国から計40チーム(+招待1チーム)が集まった。 今年のコンピュータ将棋選手権は、ここ数年決勝トーナメントの常連であり過去4回の優勝を飾っている「IS将棋」(商品版は「最強 東大将棋」)が「思考ルーチンを1から作り直したが、バグが取りきれなかった」との理由で欠場(なおIS将棋は本来前年3位の資格で決勝シードとなるのだが、自主的にシードを返上しており1次予選から出場の予定だった)。このことが決勝の常連である他のソフトの力関係にどのように影響を及ぼすかが注目された。 また、昨年彗星のようにコンピ
11月18日 開催 株式会社マグノリアが17日に発売した、第16回世界コンピュータ将棋選手権の優勝ソフト「Bonanza 2.1 Commercial Edition」の発売を記念し、対局イベントを東京・渋谷で18日、開催した。 Bonanzaは、2006年5月に開催された第16回世界コンピュータ将棋選手権で初出場、初優勝を果たしたソフトウェア。カナダ在住の研究員、保木邦仁氏が開発し、すべての指し手を読む独特の思考エンジンや、ハイスペックなPCでの参加者が多い中、市販のノートPCで参戦するなど、話題を呼んだ。 今回発売されたソフトはBonanzaのパッケージ版で、価格は9,800円。初回出荷の2,000本には、選手権の最中にノートPCを冷却していたものと同じUSB扇風機が付属している。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。 また、日本将棋連盟が17日、プロ棋士がインタ
同世代で一番尊敬する人は誰?と聞かれたら、僕は迷わず、将棋の羽生善治棋士をあげます。 タイトル七冠全てを独占するほど将棋が無双に強いのはもちろん魅力ですが、僕が素晴らしいなと思うのは、その性質です。具体的にリストアップすると…… 素直さ。とても素直で、どんな反論に対しても頭から否定せず「もしかしたらそうかもしれない」と一度受け入れるところ。眼のきれいさにそれが表れていると思います。物事の本質を鋭く捉える眼。羽生さんの発言には、昔から「なるほどなぁ」と思わず膝を打つようなものが多いです。基盤を深く読む修練を積んだその視点は、無駄なく美しく、そして優しく現実的だと思います。自然体。いつも柔軟で、肩肘張らず生きているように見えます。勝負師の世界からはほど遠いその佇まいが、かえって最強の勝負師の雰囲気を漂わせます。冷静さ。本人はサインを頼まれると、必ず「玲瓏」と書くそうですが、戦いの真っ最中ですら
選挙目当ての減税は愚策 国民は政治家見抜く眼力を――石弘光・放送大学学長- 08/09/27 | 17:00 辞任表明はあまりにも無責任ですよ。政権放棄が2代も続くのは、自民党のひ弱さの現れ、末期的現象です。ただ、自民党総裁選に多数の候補者が名乗りを上げたことは、不...本文を読む 医療・介護の崩壊防ぐには正確な実態の開示が必要――大森彌・東京大学名誉教授 -08/09/27 社会保障に関しては、未曾有の少子高齢社会への対応という、誰が総理大臣であっても、決して否定できない中長期的な課題が存在しています。その課題にどう取り組…全文へ 「小さい政治」を捨て去れ、価値の創造こそ政治の役割――田中直毅 -08/09/25 安倍、福田と2代続けての政権投げ出しの事態に、政治への信頼は失われてしまった。衆参ねじれの下で政治は停滞し、すべての政策課題は先送りになり、社会には閉塞感さえ漂っている。さらに
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