令和4年9月7日のメッセージ 『絶滅危惧の地味な虫たち』 小松貴さんという昆虫学者が書いたちくま新書の本のタイトルです。この本のことは同氏が書いた『怪虫ざんまい-昆虫学者は今日も挙動不審-』というちょっとおちょくったタイトルの本を新聞広告で見つけて買って、結構共感を覚え、その本の中で、紹介されていたのを契機に購入したものです。 テレビの自然番組でも言われているように、日本列島は生物の多様性という点でも素晴らしい自然の宝庫、ホットスポットなのですが、開発と気候変動等々の原因で多くの生物が絶滅の危機にあります。 環境省も和歌山県のような地方公共団体も、これに危機感を覚え自然保護政策をとり、レッドデータブックを作成して、国民や県民に警鐘を鳴らしています。 和歌山県は、我々県民が誇る自慢の自然が残されている県ではありますが、様々な問題もあります。 第一に、和歌山へ来られた人が一様に、「和歌山県は緑