世の中には騙す人と騙される人がいる。被害者は責められない部分もあるが、「こんなのどう考えても胡散臭いだろ」という話で誰かを絡めとろうとする者がいるのだ。 土曜の正午過ぎ。高齢者ばかり集まった会場に、「国連世界平和協会・人権大使」という肩書きも高らかに登壇したのは白木成(しらき・しげる)氏。旧名は白木茂だったが、名前を変えたかった理由でもあるのか。このセミナー中に字画の関係で改めたとことを明かしたが、本当のところはどうなのだろう。
インターネットを通じて情報が手軽に得られるようになった一方で、根拠に乏しい「陰謀論」も拡散し、人々に影響を与えている。その一つである「ディープステート」は、奥深くにある(DEEP)国家(STATE)が政府をひそかに操っているとの考え方だ。その存在を語る人々の中には、「あの人も?」と驚くような政治家、著名人もいる。 一人一人に会い、話を聞いてみると、誰もが熱心に自説を展開する。世の中で起きていることの背後には、何者かのたくらみがある――。ネット情報に依拠し、荒唐無稽とも言える主張に、なぜ染まってしまったのだろうか。(敬称略、共同通信=佐藤大介) ▽「覚せい」した元総務相 東京・永田町の議員会館。立憲民主党の衆院議員で元総務相の原口一博は、硬い表情で振り返った。 「その存在を認識するようになったのは2002年のこと。日米地位協定の改定案を議論していたら、米中央情報局(CIA)の日本担当を名乗る
1920年総選挙時の国家人民党によるポスター。東方の敵(ポーランド)と相対するチュートン騎士(ドイツ)を背後から社会主義者が妨害している。1919年に発行されたオーストリアのポストカード。ナイフを持ったユダヤ人が戦場の兵士を背後から刺そうとしている。 背後の一突き(はいごのひとつき、独: Dolchstoßlegende[ヘルプ/ファイル])とは、第一次世界大戦でのドイツ帝国の敗戦は、戦場でのドイツ軍の敗北によってではなく、銃後(ドイツ本国内)におけるドイツ社会民主党(SPD)を筆頭とする社会主義勢力や、ユダヤ人による戦争妨害・裏切りによってもたらされた説明である。軍部など帝政支配層の責任を免除し、ドイツ革命やヴァイマル共和国を非難するために保守派で盛んに用いられた[1]。 「背後からの一突き」、あるいは直訳して「匕首伝説(あいくちでんせつ)」とも呼ばれる[2][1]。 共和国宣言を行っ
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