京都発のエンジニアやサービスを世界へ発信することを目的にした「京都“まゆまろ”杯 スマホアプリコンテスト」。330作品の中から最終審査を経て最優秀アプリ賞に輝いたのは、京都市の“通り名”の住所から緯度経度情報を取得する住所検索エンジン「ジオどす」だ。 京都市の中心部では、平安京の時代に採用された碁盤目状の区画「条里制」が受け継がれており、東西南北の通りはすべて直角に交差している。通り名の住所では、目的の建物が面している通り名を先に書き、近くの交差点の通りを基点に目的地がある方角を、上ル(北)下ル(南)東入ル、西入ルと表す。たとえば「四条通 東大路 西入ル」という住所があった場合、四条通沿いに目的地があり、東大路通と四条通の交差点を西へ向かうと次の通りまでに目的地にたどり着ける。 通り名を使った住所は京都市民には馴染みが深く、現在も「○○区××通△△上ル」といった住所が広く使われている。ただ