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ブックマーク / satoshi.blogs.com (4)

  • エンジニアから見た原発

    典型的な「理科系少年」として育った私にとっては、原子力発電は宇宙旅行人工知能とならぶ「人類の英知を集めた科学技術の結晶」であり、あこがれでもあった。ブルーバックスの相対性理論に関するはすべて読んだし、アインシュタインの書いた e=mc2 という式は私にとってはまさに「人類の英知」を象徴するシンボルであった。高校時代の前半までは、自分は物理学者になると確信していたぐらいだ。ひょんなきっかけからコンピューターの世界に足を踏み入れ、ソフトウェア・エンジニアとしての道を歩むことになったが、科学技術全般に対する情熱は今でも持っている。 そんな私なので、今までは当然のように「原子力発電」の支持者であった。資源の乏しい日にとって「石油が不要で、二酸化炭素を放出しないクリーンな原子力発電」こそ日にふさわしい発電方法であると信じていたし、自動車・エレクトロニクスに続く輸出産業としての原子力に期待もし

    dacho_rider
    dacho_rider 2011/04/02
    同じく、震災1週間後くらいを境に原発に対する考え方が変わった。ショッキングな事実は指摘されてる「原発は実用化には程遠い」プラントエンジニアとして。
  • 「Flash vs. HTML5」という構図がはっきりと見え始めたぞ、と

    業界関係者(特にスマートフォン関係の仕事をしている人たち)少し前からすでに気がついていた話だが、今回のAdobeからの一連のアナウンスメントで明らかになってきた「HTML5対Flash」という構図。とてもワクワクする戦いだ。 ウェブ上のリッチコンテンツという分野でリーダーシップ・ポジションを取りながらも、「無料Flashゲーム」と「ウェブサイトの見栄えをちょっと良くするアイ・キャンディ」というニッチなポジションに一度は追いやられるように見えたFlash(数年前の話)。しかし、動画フォーマットがReal Networks、MicrosoftAppleの三強いの間で中に浮く隙間を付いた戦略で、見事に「ウェブ上のマルチメディアのデファクト・スタンダード」のポジションをがっちりつかんだかに見えるFlash(現在)。しかし、その地位も安泰ではない。 Adobeにとって一番頭の痛い問題はiPhone

  • 誰のための携帯電話か?

    このブログでも、日の携帯電話と比べてiPhoneがどう違うかという話をさんざんと書いて来たが、結局のところ一番質的な違いを生み出しているのは、「誰のために携帯電話を作っているか?」という点。 日の携帯電話メーカーが「NTTドコモに育ててもらった」ことに関しては誰も否定できないわけで、その意味では消費者よりもキャリアの意向を優先して作らなければならない。足並みがそろいやすい分「お財布ケータイ」みたいなことはやりやすいことは確かだが、iPhoneのような不連続的な進化はさせにくいのも事実。 これは、日以外の国でも言えて、 "The larger handset manufacturers had gotten really good at developing products that the wireless carriers want," said Jonathan Hurd,

  • ネットに接続するとテレビは本当に今より面白くなるのか、という話

    ここのところPhotoShareのことばかり書いている私だが、久しぶりに「UIEの創業者・取締役」としてのお仕事。「次世代IPTVソリューションセミナー」というUIEジャパン主催のセミナーで、「ネット接続がテレビにもたらすUI変革」というタイトルで講演をするのだ。日時は9月19日、参加費は無料なので、ぜひとも「ネットに接続したテレビ」の話に興味のあるかたはご参加いただきたい。 ここのところ「ネットに接続した○○」というテーマでの講演やら話をする機会があるが、そもそもネットがもたらす価値は何か、という話を突き詰めて行くと、「情報」と「人」という話になる。iPhoneのケースで言えば、Google Mapアプリで得られるものは「ネットに存在する情報」だが、PhotoShareで得られるものは「ネットの向こう側にいる人たちとのコミュニケーション」である。 今回の講演では、テレビをネットを利用して

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