営利目的で長女(18)を誘拐したとして、茨城県警は8日、母親で派遣社員の伊藤美智子容疑者(46)=茨城県土浦市神立中央4丁目=ら3人を営利目的誘拐の疑いで逮捕したと発表した。いずれも容疑を否認しているという。 ほかに逮捕されたのは、同県かすみがうら市牛渡、自称スポーツインストラクター飯島誠太郎(49)、妻で自称派遣社員真紀(47)の両容疑者。被害者の同級生の両親という。 県警によると、3人は共謀し、飯島両容疑者が5日午前10時半ごろ、自宅に1人でいた伊藤容疑者の長女に「お母さんが拉致された」と言って車に乗せて連れ出し、伊藤容疑者が6日夜、自分の父親(75)に「娘が誘拐され、2千万円を求められた」と要求。7日午前10時半ごろまで、飯島容疑者の自宅にとどめておくなどした疑いがある。 長女は食事は与えられていたが、携帯電話を取り上げられていた。飯島両容疑者は6日夜、「今回の事件は解決した」と伝え