佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長が作成した市民ら約200人分の個人情報が、インターネット上に流出していたことが分かった。樋渡市長の短文投稿サイト「ツイッター」に指摘が寄せられて判明し、市長はデータを閲覧できないよう設定した上で自らのブログに謝罪文を掲載した。 市長のブログによると、流出したのは2年前に市長が年賀状用などに作成した武雄市民や他県の知人らの住所録で、氏名と住所が記載されていた。バックアップのため、データを保管できるインターネット上のサービスを活用して保管していた。非公開に設定できるが、誤って公開設定にしていたという。 毎日新聞の取材に対し、樋渡市長は「住所録に登録していた方々には直接謝罪する」と話した。 公職選挙法は、「答礼のための自筆によるもの」を除き、首長や議員に選挙区内で年賀状などのあいさつ状を出すことを禁じている。樋渡市長は「答礼のためであり、住所録に登録したすべての人に出し