会社で開発の仕事を続けていると、どうしても知識に偏りが出てしまう。仕事で使うからという理由で専門知識が増えていくのは有り難いことだとは思うけれど、だからと言って専門家として書籍を書ける位に深い知識が身に付くわけでもないし、新しく開発した技術を特許として出せるものでもない。せいぜい、APIをたくさん覚えたので一連の処理は素早く作れるとか、ドメイン知識が深まったので開発対象を容易に理解できるようになったとか、仕事のコツが分かったので素早く回せるとか、その程度であることが多い。 これは確かに大切なことだし、会社から求められる責務を果たしているとは思うけど、この変化の激しい時代に昔の技術にしがみついているのは、技術者として或いは組織としてかなりリスクが高い気もする。例えば、以前なら苦労して自分で作っていた機能が、最近のフレームワークを使えば簡単に実現できるようになっていることが珍しくない。宴会の席