映画「旭山動物園物語」のポスターの前に立つ小菅正夫園長=2月13日、北海道旭川市の旭山動物園(加納洋人撮影) 北海道旭川市にある旭山動物園。日本最北のこの動物園が廃園の危機を脱し、日本一の入園者数を誇るようになるまでを描いた映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」(マキノ雅彦監督)が2月7日から全国公開された。映画の公開を機に、旭山動物園の小菅正夫(こすげまさお)園長(60)に話を聞いた。(加納洋人) -映画では、西田敏行さんが園長を演じていますが。 「僕の係長時代からのエピソードをもとに、西田さんが園長を演じています。中村靖日さん演じる新人の獣医・飼育係は、現在の板東元(ばんどうげん)副園長がモデル。長門裕之さん演じる飼育係は2人の飼育係をモデルにするなど、映画は実在の人物をベースにしたフィクションになっています」 -映画に出てくる飼育係はずいぶん個性的ですね。 「私も入園当初、先輩の