ニュージーランドの競馬で落馬事故に遭い、意識不明となっていた日本人ジョッキーの柳田泰己(やなぎだ・たいき)騎手が9日、搬送先の病院で死去したと、現地の競馬情報サイト「ラブレーシング・ニュージーランド」などが報じた。28歳だった。 柳田さんはケンブリッジ競馬場で行われた3日の9Rで落馬。現地紙の電子版などによると頭部と脊椎の損傷と診断され、昏睡(こんすい)状態に陥っていた。集中治療室で懸命な処置が行われたが、意識は戻らず天国へ旅立った。 高校時代にジョッキーに憧れ、日本の競走馬育成牧場で経験を積んだ後、オーストラリアへ。17年にニュージーランドでデビューした。昨シーズンはキャリアハイの42勝を挙げ、1月のG2ウェストバリークラシックで重賞初制覇を挙げると、3月にG3サンラインヴァーズで重賞2勝目を挙げた。ニュージーランドオークス騎乗も果たし、通算は162勝をマーク。今後の活躍が期待されていた
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