感染力が強いオミクロン株の拡大は急速だった。1月13日、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」の要請基準について記者会見で説明する東京都の小池百合子知事(時事通信フォト) 感染者の激増と病床使用率の急上昇のため、さすがに危機感が広がっている新型コロナウイルスの第6波だが、今回の主役となっている変異種オミクロン株は当初、感染力は強いが重症化しづらいという評判のために「大したことない」と感染予防を軽んじる人が続出してしまった。ライターの森鷹久氏が、「オミクロン株なんて大したことない」と言いつつ感染した飲食店主の後悔と不安を聞いた。 【写真】「税込み2980円~」の民間PCR検査に行列する人々。その場で密が起きているように見える * * * 「オミクロン株なんて、風邪と一緒だろう? マスコミが煽りすぎるからいけないんだ」 2021年末に訪れた東京都内の飲食店で、店の経営者である藤原哲さん(
デンマークのフレデリクセン首相(1月26日)|Mads Claus Rasmussen / Ritzau Scanpix via AP デンマークは、マスクの着用を含む国内のコロナ規制をほぼすべて解除すると発表した。オミクロン株とその亜種の登場により、以前よりも感染者数は増えているが、高いワクチン接種率もあって医療への負荷は抑えられており、コロナは社会的に深刻な病気ではなくなったという判断だ。政府に対する国民の支持も厚く、コロナとの共存に前向きだ。 ◆今度こそ戻れる? 首相も期待 規制の全面解除はEU加盟国のなかでは初めてとなる。ナイトクラブでは深夜のアルコール販売も再開され、入店に求められていたコロナアプリも不要となった。商店やレストラン、公共交通機関でもマスクは不要になる。集会の人数制限、ソーシャルディスタンス規制も2月1日から撤廃となった。(BBC) デンマークは昨年9月10日にほぼ
【ブリュッセル=竹内康雄、ウィーン=細川倫太郎】欧州で新型コロナウイルスに関する規制を緩和する動きが広がっている。デンマーク政府は26日、2月からすべての国内規制を撤廃すると発表した。オランダやオーストリアも制限措置の緩和を決めた。デンマークのフレデリクセン首相は26日の記者会見で「規制にさようならを言い、コロナ前の生活にこんにちはと言える」と、コロナ関連の規制を廃止する方針を発表した。マスク
世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)について「欧州での終わりは近いかもしれない」と語った。仏AFP通信の取材に答えた。今後多くの人が免疫を獲得して「集団免疫」を達成し、危機の度合いが下がる可能性に言及した。 WHO幹部がパンデミックの終わりに言及するのは異例だ。欧州では急速に変異型「オミクロン型」が感染を広げており、3月1日までに人口の6割が感染するとの試算がある。クルーゲ氏は「オミクロン型が落ち着いたら、数週間か数カ月、集団免疫の状態になるだろう。ワクチンのおかげでもあり、多くの人が感染するからでもある」と説明した。 クルーゲ氏は… 続きはソース元で https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR240330U2A120C2000000/
新型コロナウイルスの感染の急拡大で需要が高まる抗原検査。薬局や診療所の中には、短時間で結果が分かる「抗原検査キット」が不足するところも出てきています。 こうした中、検査キットのメーカーは、国からの増産の要請を受けて、夜間も操業するなど生産体制を強化しています。 検査キットの不足に直面している現場はどのような状況に置かれているのか。そして政府やメーカーの対応は。 東京 中央区にある薬局では、去年の秋以降、医療用の抗原検査キットを販売しています。 抗原検査キットはその場で15分から30分ほどで結果が分かるのが特徴で、この薬局では、感染が拡大した今月中旬ごろから買い求める人が増え始め、ことしに入ってからおよそ30回分を販売したということです。 しかし、先週半ば以降、業者に追加の注文をしても確保できない状態になっていて、24日の時点でも今後の入荷の見通しは立っていないということです。 薬局では24
チェコの首都プラハで、新型コロナウイルスワクチンの接種義務化に反対する人々(2022年1月9日撮影、資料写真)。(c)Michal Cizek / AFP 【1月19日 AFP】新型コロナウイルスワクチンの接種に反対するチェコの女性フォークシンガーが、「衛生パス」を取得しようと故意に同ウイルスに感染して死亡した。家族が17日、明らかにした。 衛生パスはワクチン接種か最近感染して回復したことの証明があれば取得でき、文化施設やスポーツ施設への入場、旅行、バーや飲食店の利用に必要となる。 息子が公営ラジオ「iRozhlas.cz」に語ったところによると、フォークバンド「Asonance」のボーカルを務めていたハナ・ホルカ(Hana Horka)さん(57)は、16日に死去した。 ホルカさんは昨年のクリスマス前にワクチンを接種していた息子と夫が新型ウイルスに感染した時、進んでウイルスに身をさらした
オミクロン株の患者の対応にあたっている東京都内の大学病院では、多くが軽症でとどまる中、ワクチン接種ができていない患者には肺炎の症状がみられたケースもあり、医師は「大半は軽症かもしれないが、オミクロン株は分かっていないことがたくさんあり、まだ慎重に対応すべきフェーズだ」と指摘しています。 東京 八王子市にある、東京医科大学八王子医療センターでは、先月下旬から空港の検疫で感染が確認された人など、これまでに10人以上のオミクロン株の患者を受け入れています。 感染症科の平井由児教授によりますと、多くの患者がせきやのどの痛みといった軽い症状でとどまる中、一部は中等症まで悪化するケースもみられたということです。 このうち、ことしに入って入院した20代の男性患者は、ワクチン接種ができていないということで、医師が肺のCT画像を確認したところ、肺炎の症状がみられたということです。 現在は回復傾向にあり、13
2022年1月現在、全国で第6波を迎えており、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増加しています。 オミクロン株による感染ではこれまでとどういった違いがあるのでしょうか。 新型コロナの典型的な症状、持続期間、重症化のリスクなどについて現時点での知見をまとめました。 オミクロン株の感染から発症までの期間は?従来の新型コロナウイルス、オミクロン株、インフルエンザの潜伏期の違い(筆者作成) 新型コロナでは感染してから発症するまでの期間(潜伏期)は約5日とされていました。 これはインフルエンザの約2日と比較して長い潜伏期になります。 しかし、オミクロン株ではこの潜伏期が従来の新型コロナウイルスよりも短くなっているようです。 アメリカのネブラスカ州、そしてノルウェーからの報告では、オミクロン株による感染者に接触し後に発症した人の潜伏期は約3日でした。また韓国からも平均潜伏期間は3.6日であったと報
東京都内で4日までに、オミクロン株の感染が確認された55人のうち、およそ7割は、ワクチンを2回以上接種していた人で、都は「接種を済ませていても油断せず、対策を徹底してほしい」と呼びかけています。 東京都内では4日までに合わせて55人が、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが確認されています。 都が、この55人について、ワクチンの接種状況を調べたところ、67%にあたる37人は、2回の接種を済ませていたことがわかりました。 また、3回接種していた人も1人いたということです。 一方、1度も接種したことがない人は15人、1回接種していた人は2人でした。 都は「ワクチンを接種していてもオミクロン株に感染するリスクがあることが明らかになっている。接種を済ませている人も油断せず、感染防止対策を徹底してほしい」と呼びかけています。
中国・武漢で原因不明の肺炎 海鮮市場の店主ら多数発症 中国湖北省武漢市で原因不明のウイルス性肺炎の発症が相次いでいる。同市当局の12月31日の発表によると、これまでに27人の症例が確認され、うち7人が重体という。中国政府が専門チームを現地に派遣し、感染経路などを調べている。 同市によると、患者の多くは市内中心部の海鮮市場の店主らで、発熱や呼吸困難などの症状を訴えているという。対象の患者は隔離され、海鮮市場も消毒処理を進めているが、中国メディアによると、31日も多くの店が通常営業していたという。 中国のインターネット上では、2003年ごろに中国で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)との見方も広がっているが、共産党機関紙・人民日報のSNSサイトは「現在、原因は明確ではないが、仮にSARSだとしても、治療システムは確立しており、パニックに陥る必要はない」との現地医師の話を伝えている。 htt
南アフリカが11月末、最初に特定したオミクロン株は、その後デルタ株を駆逐する勢いで増えつつあり、欧州で来月1月半ばにはデルタ株にとってかわるとも見られている。これまでの教訓を生かすように、日本を含め多くの国は、南アフリカの発表を受け迅速な対応を取ったが、オミクロン株の脅威はまだとても消えたとは言えない。それはなぜか? ◆オミクロン株の重症化率と感染力 オミクロン株については、当初より感染力が強いことと、その反面、症状は比較的軽い場合が多いことが指摘されてきた。欧州医薬品庁(EMA)も世界保健機関(WHO)もつい先ごろ同様の見解を示したところだ。このことから、感染力が高くても重症化しないのであれば、オミクロン株の出現でパンデミック収束に近づくのではないかという説も一部で上がったくらいだ(フュチューラ・サンテ、12/6)。 だがオミクロン株感染者全員が軽い症状で済むわけではなく、すでに英国では
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ギリシャのワクチン反対派「賄賂を払うから偽ワクチンを打って証明書を発行して」医者「承知した」→本物のワクチンを打っていたことが発覚 海外では新型コロナのワクチン証明を必要とする公共機関が増えており、不便を強いられたワクチン反対派が不正行為を働くケースが目立っています。 ギリシャでは反対派が賄賂を渡し、偽ワクチン(生理食塩水)を打って証明書を発行してもらう例が続出しているのだとか。 ところが医者たちは賄賂は受け取りながら、なんと本物のワクチンを接種していたことが発覚しました。 Greek anti-vaxxers bribe doctors to get fake "water vaccinations" only for doctors to give them the real vaccine and pocket their bribes : Reddit ギリシャ全土の数十の接種セン
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