1月15日、日銀は、四半期に一度公表している「地域経済報告(さくらリポート)」で、中小企業の現状についてリポートをまとめた。写真は、川崎市の工場、2014年撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter) [東京 15日 ロイター] - 日銀は15日、四半期に一度公表している「地域経済報告(さくらリポート)」で、中小企業の現状についてリポートをまとめた。消費税引き上げや円安による需要減やコスト増を背景に業績が二極化していると指摘した。 一方、急激な原油安による恩恵は今のところ限定的としている。 日銀が、さくらリポートで中小企業を取り上げるのは2009年1月以来6年ぶり。日銀の金融緩和を核とするアベノミクスは大企業優遇との批判もあり、企業収益が雇用・賃金、消費を押し上げる「前向きな動きが持続していくのか、それとも下振れリスクが強まっているのか点検が有益と判断した」(日銀調査統計局)。