地下階段を下りる騎士がたどり着いた底は、天井高くそびえ立つ59本もの巨柱に支えられた“地下神殿”でした。ここは埼玉県春日部市にある「首都圏外郭放水路」の調圧水槽と呼ばれる場所です。 同施設は、首都圏の外側(主に埼玉県東部)の浸水被害を抑えるため、総工費2300億円をかけて2005年に誕生。地下約50メートルに延長約6.3キロメートルものトンネル形式の排水施設が建設され、春日部市周辺の中川・綾瀬川流域の浸水被害を軽減することが可能に。春日部市周辺は、お皿の底のような形をしていて水が溜まりやすく、これまでは大雨の度に河川が氾濫していました。しかし、同施設が完成してから10年で防いだ被害総額は約1008億円と言われ、1980年代と比較しても浸水被害は約10分の1に抑えられています。 世界最大級の地下放水路として国内外で注目され、美しく荘厳な雰囲気から、特撮ドラマやファッション雑誌、アーティストの
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