(c)Getty Images ※画像はイメージです アルコールや大麻などの物質乱用が、後に統合失調症を発症するリスクに有意に関連していたとするデンマークの地域住民300万人超のデータを用いたコホート研究の結果が国際早期精神病学会(10月20~22日、ミラノ)で発表された。研究を実施した同国Copenhagen University Hospitalのグループによると、特に大麻の乱用は統合失調症リスクの約5倍の増大に、アルコールの乱用は同リスクの約3倍の増大に関連していたという。この他、同学会では母親の物質乱用が子供の統合失調リスクの増大に関連していたとする解析結果も発表された。 母親の大麻乱用は子供の統合失調症リスク6倍に関連 物質乱用と統合失調症との関連は以前から指摘されていたが、複数の物質を乱用した場合の影響などが考慮されていないなど、解析の手法に問題点があった。そこで研究グループは