触るとかぶれる薬品容器 大量流出 3月29日 21時52分 岩手県大槌町では、津波により、触れると皮膚がかぶれるおそれがある薬品の入った容器が化学工場から大量に流れ出たことが分かり、会社などは、見つけたら触らずに連絡してほしいと呼びかけています。 薬品の入った容器が流れ出たのは、大槌町を流れる小鎚川の河口近くにある「岩手ケミカル」の工場です。会社や町によりますと、この薬品は白い粉状のもので、繊維を柔らかくする製品の原料だということです。工場では、この薬品を袋に入れて密封したうえで容器に入れていたほか、製品も別に保管していました。しかし今回の津波ですべて流され、現在も薬品の入った容器341本と製品の入った容器36個が見つかっていないということです。薬品が入った容器は、直径40センチ、高さ48センチの円筒形のダンボール製のものと、直径60センチ、高さ90センチの水色のドラム缶のものがあるという