アトランタ・ブレーブス一筋、19年に及ぶ選手生活の幕を閉じたチッパー・ジョーンズ。MLB生涯打率.303、2726安打、468本塁打、1623打点とメジャー屈指の成績を残した。 果たして野球選手にとって理想的な“花道”とは一体どんなものなのだろうか? 時を同じくして球界を代表する日米2人のベテラン選手の引退に触れる機会があり、MLBとNPBの違いを垣間見ることとなった。 ひとりはMLB、アトランタ・ブレーブスのチッパー・ジョーンズだ。 最近のメジャーでは数少ない現役の19年間をブレーブス一筋で貫き通した選手である。タイトルは1999年にMVP、2008年に首位打者を獲得した程度だが、通算打率.303はスイッチヒッターとしてはメジャー最高を記録。まさにメジャー史上に残る強打者の1人だった。 そんなジョーンズの現役最後の試合は“悲運”としか言いようがなかった。 後味の悪い最終試合となったジョー