しかし、それだけでは問題の本質的な改善にはならない。こうしたことが頻発する構造問題を一つひとつ明らかにして手を打っていく必要がある。 その中で最も重要な点の1つが学校と地域の関係だろう。 今回いじめ問題を起こした町で記者会見に臨んでいる教育長や校長の姿で違和感を感じるのは、どこか上の空の対応である。 教育委員会や教員がその地域にしっかり根を張っていれば、恐らくあのような対応は生まれないのではないだろうか。 昨日、長野県の下條村を訪れた。東京都心から280キロほど、車で約4時間走ったところにある人口4000人の小さな村である。 村のほとんどが中山間地で目立った産業もないが、日本全国から視察団が絶えない。 その理由は1992年に村長になった伊藤喜平さんによる村の経営が見事だからである。 本来なら過疎に悩んでもおかしくないのに、特殊出生率が2.04と日本ナンバーワン。若い人が住み着き人口が増えて
プロ野球はオールスターゲームを間近に控え、今シーズンの前半戦もいよいよ大詰めを迎えている。プロ野球の人気低迷が叫ばれる中、今年新たに球界に加わった横浜DeNAベイスターズでは、試合の内容に応じてチケット代金の返金が依頼できる「全額返金!?アツいぜ!チケット」や、スタジアムでの応援合コンなど、ファンサービスの一環としてユニークな企画を次々と打ち出している。 そうしたイベントの企画運営から球団経営そのものまでを下支えしているのが、ベイスターズの球団事務所である。このたびの親会社の移管に伴い、球団事務所でもさまざまな業務改革に取り組んでいる。本稿ではその改革の一部をお伝えする。 IT企業水準のインフラ基盤を整備 現在、球団事務所は100人強の職員が働いており、大きくはスカウトやスコアラーなどチーム運営にかかわるチーム統括部、営業、チケット販売など球団事業にかかわる事業本部、そして管理本部、広報部
乙武洋匡 @h_ototake 1.自殺で亡くなった方の遺族らによる団体からお話しを聞く機会を得た。彼らは、「自殺」ではなく、「自死」という言葉を使った。「自殺」という言葉は、非人道的なイメージを含む。みずから命を絶つことは、けっして悪ではない。病気や事故で亡くなる方がいるように、自死という最期もあるのだ、と。 2012-07-18 16:50:40 乙武洋匡 @h_ototake 2.たしかに、遺族の方々の多くは、深い悲しみとともに、「どうして気づけなかったのか」「本当に救えなかったのか」という後悔や罪悪感に襲われてしまうのだろう。そのとき、「自殺は悪である」という考え方は、いよいよ自分たちを苦しめることになる。だから、自死という選択を認める、受け入れる。 2012-07-18 17:00:40 乙武洋匡 @h_ototake 3.ただ、この価値観を広く社会に広めていくことに、僕はまだ抵
毎月おすすめのチャリティに5ドル寄付!キュレーション志向の共同寄付プラットフォーム「CharitySub」 2012.07.10 松岡 由希子 「無理のない範囲の金額で寄付アクションを続けたいけど、つい面倒になってしまって…」「チャリティには興味があるけれど、どこに寄付すればいいのかよくわからない」そんな人々のニーズに合った寄付プラットフォームが、「CharitySub」です。 「CharitySub」は、米ニューヨークで立ち上げられた会員制の寄付プラットフォーム。基本的な仕組みとしては、「CharitySub」が毎月、注力する社会的課題を設定し、寄付先候補3カ所をピックアップ。各メンバーは、候補の中から応援したい団体を選んで、5ドルを寄付するという流れになっています。ちなみに、各メンバーは、自分が寄付した団体のその後の活動状況などを随時モニタリングできます。 「CharitySub」の最
前回、前々回に続いて、松野元さんの著書『原子力防災』が5年先立って予言していた福島第一原発事故の放射能災害について3回目の報告を続ける。 初めに、ここまでの記述を振り返っておく。 【前々回】 「ERSS/SPEEDIは手動でも使えた。避難の方向と範囲は手計算で指定できた」 「避難のタイムリミットと範囲も手計算ではじき出せた」 =3月11日午後4時35分の福島第一原発から政府への「原子力災害対策特別措置法15条通報(全交流電源喪失)」から25時間以内に30キロ内は退避させる。 =30キロ内には南相馬市や飯舘村南部が入る。 【前回】 「オンラインでERSSへの現地情報が途絶した後でも『全交流電源喪失事故』のような過酷事故の進展を、原子炉ごとにシミュレーションしたバックアップシステムPBSが使えたはずだ。安全保安院はそれをしなかった」 つまり「法律とシステム、マニュアルが正しく使われていたら、南
鳥取市では、公園・広場等の芝生化事業「鳥取市協働による芝生化」に取り組んでいます。 地域の方々との協働により、低コスト・低管理による公園・広場の芝生化を行っています。 このたび、本市における公園・広場などの芝生化の推進を目的として「鳥取市協働による芝生化マニュアル(案)」を作成しました。 本マニュアルを参考にしていただき、芝生化の検討を進めていただきますようお願いします。 【協働による芝生化】 地域の方々との協働により各公園・広場などの芝生化を行います。 芝の植えつけ、芝刈りなどの管理は地域の方々、苗や肥料等、材料などに係る負担を市が行います。 「鳥取市協働による芝生化取り組み方針」(PDF 187KB) 「鳥取市協働による芝生化マニュアル(案)」(PDF MB1066KB)
2012年5月14日付本紙記事「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」が、ツイッターなどを通じて広く情報が拡散されることとなった。本紙の場合、個別記事へのアクセスは1週間あたり1万~2万件だが、当該記事は初日で10万件、3日間累計で16万件にものぼる大規模なアクセスが発生し、一時サイトの閲覧が不可能になるまでに至っている。 本紙編集部では、これ以上情報拡散が進めば、予期できない影響を及ぼす可能性が高いと判断。主な拡散元となっているツイッターを通じ、当該記事について「お詫び」を掲載した。 だが、今回通算3度目となる「虚構新聞の謝罪」そのものにニュースバリューがあるとして、一連の経緯をItmedia「ねとらぼ」他ニュースサイト、ニュースブログが報道。とくに前出の「ねとらぼ」記事がヤフーニュースの見出しトップを飾ることとなり、かえって本紙に対する注目を集めることになった。 その後、本紙へ
11月☆日 電車で、後ろに立っているカップルの会話が聞こえてきた。「わたし最近ね、カクミンに超はまってるの」「あー、かわいいよね、カクミン」「なんかねー、カクミン見てるとぎゅっときちゃうんだよね」……。カクミン? 新キャラ? しばらく会話を聞いていて、どうも「フォント」らしいと気づきました。家で「カクミン」で検索すると、でました、モリサワのカクミン。なるほどー。……結構ええ値段するのやな。 11月☆日 3年ぐらい前から急激に猫好きになり、しかし重度の猫アレルギーのためリアル猫は飼えず、猫グッズが部屋に急増中ですが、今年は洋服に猫モチーフが多い。ヒステリックグラマーは前からアンディ・ウォホールの猫シリーズがあったけど新たに黒猫キャラが発生してるし、「あちゃちゅむ」の猫の顔面シリーズは脳天を突き抜ける衝撃を受けました(あちゃちゅむ、猫、バッグ、で検索してみてね)。元々猫モチーフの多いポー
“スポーツ×地域”で街に誇りを!都市型コミュニティをスポーツで活性化させる「ソーシャルスポーツコミュニティ」[マイプロSHOWCASE] 2012.05.06 グリーンズ編集部 昨今よく耳にする地域コミュニティの希薄化。特に都市圏では、孤独死といった問題を生み出すようになってきています。 地方よりも人が多く、モノや情報も溢れている都市圏ですが、様々な場所から集まってきた人たちで構成されているため、人間関係をイチから構築しなければなりません。小さい頃から近所でお互い顔馴染みではなく、育ってきた土壌も文化も違う人たちとイチから関係をつくる難しさ。筆者も地方から東京に出てきた身なので、肌でその難しさ、ちょっとした煩わしさを実感しています。 そんな都市圏の地域コミュニティを活性化させるべく、「スポーツ×地域」をテーマに埼玉県の川口市を舞台に活動している「ソーシャルスポーツコミュニティ」の活動に参加
いつ、どこで、どんな形で大切な人を亡くしても、確実にサポートできる社会を目指す「Live on」[マイプロSHOWCASE] 2012.05.05 森近 恵梨子 考えたくもないことかもしれませんが、一緒に想像してみましょう。もしあなたがいま大切な人を亡くしたら? さみしさ、後悔、怒り、いろんな感情がこみ上げるかもしれません。そんな時、支えてくれる誰かがいたら…このサポートの仕組みづくりをしているのが一般社団法人「Live on(リヴオン)」です。大切な人を亡くした方へのグリーフサポート、ケア、学びの機会の提供などさまざまなプログラムを、事業として行っています。 母の日の原点を伝えていく意義 Creative Commons: Some rights reserved by kanonn 「リヴオン」のプロジェクトのひとつが「母の日プロジェクト」。母の日に、母を亡くした人たちから手紙・手記を
► 2024 (40) ► 7月 (2) ► 6月 (8) ► 5月 (6) ► 4月 (10) ► 3月 (5) ► 2月 (7) ► 1月 (2) ► 2023 (70) ► 12月 (5) ► 11月 (3) ► 10月 (6) ► 9月 (5) ► 8月 (6) ► 7月 (7) ► 6月 (3) ► 5月 (9) ► 4月 (7) ► 3月 (9) ► 2月 (5) ► 1月 (5) ► 2022 (78) ► 12月 (4) ► 11月 (6) ► 10月 (8) ► 9月 (8) ► 8月 (8) ► 7月 (4) ► 6月 (6) ► 5月 (10) ► 4月 (9) ► 3月 (4) ► 2月 (5) ► 1月 (6) ► 2021 (93) ► 12月 (5) ► 11月 (7) ► 10月 (8) ► 9月 (5) ► 8月 (9) ► 7月 (9) ► 6月 (6)
緑のなかのコワーキングスペースも誕生!野生植物の階層をデザインして“究極の庭”を作る「Future Garden」[マイプロSHOWCASE] 2012.04.24 杉本 恭子 杉本 恭子 みなさんは“庭”という言葉からどんな空間をイメージしますか? 季節ごとに咲く花を眺めたり、家族や友人とおしゃべりやバーベキューを楽しんだり。いわば、居住空間の延長線上にある「見る」「居る」ための空間ではないかと思います。 ところが、「Future Garden」の道端慶太郎さんのお話からは、「動く」「遊べる」「使える」「食べる」「楽しむ」とアクティブな動詞がどんどん飛び出してくるのです。 道端さんが作ろうとしているのは、野生の動物や昆虫を呼ぶことができ、何もしなくても自然に豊かな実りをもたらす“究極の庭”。でも、いったいどうすればそんな庭を作ることができるのでしょう? 植物の階層をデザインするというアイ
統一球導入元年となった昨季、93打点で自身初の打点王を獲得した新井。今季も深刻な「投高打低」が続くなか、選手会会長としてNPBと12球団に統一球の検証と見直しを求めた。 まず、最初にこのコラムをご覧になっている読者に、筆者の不明をお詫びして頭を下げなければならないと思っている。 開幕直前に掲載されたコラム「“飛ばない統一球”驚きの都市伝説。今季プロ野球は投高打低にならない!?」は、どうやら見当違いだったと言わざるを得ないようだ。 そのコラムでは、昨年の統一球導入で起こった投高打低現象の要因について、ボールの反発係数の低下だけではないのでは、と論じた。その裏付けとして、流体力学の専門家である福岡工大・溝田武人教授の「縫い目の高さや幅の変化から、統一球は同じ角度、速さで投手がリリースした場合、ベース板上では旧球に比べて4cm下を通る」という実験結果を紹介。打撃不振の一因は、打者たちがこの4cm
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く