ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/reizei (15)

  • 新型コロナ対策、「日本式」の特徴と評価

    PCR検査の対象を絞り込む、社会全体のロックダウンはしない......日のコロナ対策は特殊事情を反映した極めて特徴的なもの> 新型コロナウイルスの感染は、欧州全土とアメリカ格的な拡大を続けていますが、ここへ来て、各国別の対応の違いが浮き彫りになってきています。そんな中で、日の場合は「日式対応」と言ってもいいような2つの特徴が顕著です。 1つの特徴は、検査数が抑制気味であることです。政府は、PCR検査について保険適用を決めており、必要な検査が受けられるようにするとしていますし、報道によれば、例えば新潟などでは「ドライブスルー検査」が既に始まっています。 ですが、現時点では検査件数は大きくは増えていません。これは、検査来院のために医療現場がパンクする危険を回避するためとか、検査来院がかえって感染拡大になる懸念があるとかいった理由もあると思いますが、最大の理由は2月14日に施行された

    新型コロナ対策、「日本式」の特徴と評価
    daruism
    daruism 2020/03/19
    特徴はわかったが、評価はどこに書いてあるんでしょうか
  • 就活ルール、問題は日程ではないのでは?

    <就活のルールをめぐる企業側と大学側の対立の根底には、大学の教育内容がキャリアに結び付かない、という問題がある> 就活ルールを廃止するか、いや必要ではないかという議論があります。問題は、企業側は「優秀な学生」をできるだけ「早く」確保したい一方で、大学側は「一年中就活されては授業や学生の活動が成立しない」と主張している、その対立にあります。 しかしよく考えると、この議論全体がおかしいと思います。まず企業側ですが、依然として「専門的な職業教育は企業に入ってからOJTや研修でやる」ので、大学教育には期待しないという姿勢が残っているようです。 ですが、現代は仕事に関わる専門性はどんどん高度なものが求められる時代です。当に、大学というのは入試で「地頭(じあたま)」の良さを証明してくれればよく、教育内容には期待しないという「日流」が通用するのでしょうか。また、各企業は高度な職業教育のコストをいつま

    就活ルール、問題は日程ではないのでは?
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    daruism 2018/09/13
    “何が問題なのかというと、そこは「大学の教育内容がキャリアに結びつかない」ということ”企業サイドで職業学校でも作ったほうが建設的なのでは
  • 予備選では、なぜ極端な候補が先行するのか

    民主党予備選ではヒラリー・クリントン候補の支持率がジリジリ下がってきています。「メール・スキャンダル」が長期化する中で、「何か隠している」とか「信用できない」といったイメージが拡散しているからです。 その一方で、支持率を上げているのがバーニー・サンダース候補です。「自称社会主義者」であり、「無所属議員ながら民主党と統一会派を組んでいる」という変わり種の政治家なのですが、来年の年明け早々に党員集会のあるアイオワ州での支持率は、ヒラリー候補42%、サンダース候補24%とかなり接近して来ています。 さらに、同じように来年早々に予備選のあるニューハンプシャー州では、何とサンダース候補42%、ヒラリー候補34%と支持率が逆転しています(いずれも複数調査の平均値)。 では、このバーニー・サンダース候補とは、どんな政治家なのでしょうか? そして、その政策はどんなものなのでしょうか? この人は、1941年

    予備選では、なぜ極端な候補が先行するのか
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    daruism 2015/09/09
    理想を語らなければ政治家ではないが、理想しか語らなければ実務家ではないってとこだね。
  • 日本の民主主義はどうして「順序が逆」なのか?

    特定秘密保護法案が可決されました。私は、事実上与党単独での採決がされたということよりも、以前は使われていた「強行採決」という言葉を使うべきところを、「採決の強行」もしくは「採決強行」と言い換えることで「ニュアンスを弱めた」というメディアの姿勢に違和感を覚えました。 それはともかく、もっと違和感を覚えさせるのは民主主義の実質的なプロセスと言って良い「世論とのコミュニケーション」が「可決前」ではなく「可決後」に行われている、つまり「順序が逆」ということです。 例えば安倍首相は法案の可決成立後に記者会見を開いて「今後とも懸念を払拭(ふっしょく)すべく、丁寧に説明していきたい」などと述べ、審議が不十分だったとの指摘に対し、「真摯(しんし)に受け止めなければならない。もっと時間を取って説明すべきだったと反省している」と話しています。 可決後に動き出したということでは、メディアもほとんど同じです。NH

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    daruism 2013/12/11
    “要するに政治とメディアと「絶叫デモ隊」が一種の共犯関係を作り上げ、全体として実務的な議論をサボった”個人的には必要性は十二分に理解できるが、疑問点を払拭できないプロセスに不満です
  • 北方四島「面積の二等分案」は検討可能なのか?

    ここへ来て、日ロシアの外交が活発になってきているようです。森元首相が特使としてプーチン大統領との会談まで行われ、もしかしたら北方四島の帰属問題に関して大きな進展もある、そんな展開になって来ました。ゴールデンウィークの前後には、安倍首相の訪ロという可能性、更にはそこでプーチン大統領との何らかの「合意」もという報道も見られる以上、相当に交渉は進んでいるのかもしれません。 報道によれば、プーチン大統領は「双方が受け入れられる均等な案」を主張しているようです。それが何を意味するかということでは、今のところ2つの説があるようです。 4島のうちの「2島」すなわち、1950年代の日ソ国交回復以来言われている「2島先行返還論」のように、色丹島と歯舞諸島の「2島」という話ではありません。面積比で言えば、色丹と歯舞では、「4島」の面積の5%にも満たないわけで、「均等な案」にはならないからです。 恐らく、現

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    daruism 2013/03/04
    この問題を解決するとしたらこれしか無いだろうね。領土問題は等分するのが王道。
  • どうして日本は6年間に6人の総理を取り替えたのか?

    今回『チェンジはどこへ消えたか オーラをなくしたオバマの試練』というを出版しました。2008年には「チェンジ」であるとか「イエス・ウィ・キャン」といったメッセージで全米を席巻し、2009年に就任すると「核廃絶のプラハ演説」や「カイロでのイスラムとの和解演説」などを評価されてノーベル平和賞を受賞したオバマですが、結局は1期目の4年間では「チェンジ」はできなかったのです。 その「結果」は世論にある種の落胆を感じさせました。ですが、それでもオバマは再選されたわけで、その理由を探る中から「向こう4年間」のアメリカの進路を読者の皆さまとご一緒に考えていきたい、それがこのの主旨です。 それにしても、アメリカの失業率は辛うじて8%を切ったばかりで、景気の戻りには強さは全くないわけです。また若者の雇用に関しては依然として状況は厳しく、このの中でも取り上げましたが「ウォール街占拠デモ」というのは「深層

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    daruism 2012/11/28
    小泉以前と以後でどう変わったのかという点について言及がないと説得力に欠けるなー。選挙制度その他は変わってないんだし。
  • 株が20%暴騰するような好決算がどうしてネガティブ報道になるのか?

    アメリカのフェイスブック社は23日(火)の時間外に第3四半期(Q3)決算を発表しました。内容は、売上が12億6000万ドルで前年比32%アップ、また「PCからスマホへのユーザーの移動」による業績低迷懸念に対して、モバイル関連の売上の伸びもアナリスト予測を突破したということで、市場はこれを好感し、翌日の同社株はほぼ前日比20%アップで推移して、終値も19.1%アップで引けています。 この大型株が一日で20%アップというのは「暴騰」と言っていいでしょう。市場がいかに好感したかは明白です。ですが、この同じ決算について、日での報道は奇妙でした。以下、電子版ニュースの見出しを並べてみます。(順不同) 「米フェイスブック、5900万ドル赤字 7~9月期決算」(朝日新聞) 「フェイスブックが赤字決算 7~9月期、2四半期連続」(北海道新聞) 「フェイスブック 赤字決算 2四半期連続で」(スポーツニッポ

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    daruism 2012/10/27
    「そもそも報道している事実の持つ「意味」を伝えることができていない」経済記事だけに限らずねー。プロってなんなの?と思う記事が多々。
  • アメリカの外食産業に過労死がない理由とは?

    大前提として客も店も細かいことはゴチャゴチャ言わないし、とりわけ中堅以下の企業化されたファミレス系やファーストフード系に至っては、サービスの水準はかなり低いという問題があるわけです。その点では、日とは全く別世界で比較の対象にはならないのですが、個別の問題では参考になる点もあると考えて箇条書きにしてみました。 (1)役割分担がハッキリしています。例えば、注文を取るのは「サーバー」、最初に接客して客をテーブルに誘導するのは「ディスパッチャー」などという「専任」ですし、料理を運んだり皿を下げる専門の「アシスタント」など接客だけでも細かく分かれています。厨房の中も役割分担が明確です。 (2)職務内容は契約書で明確になっています。ですからコストカットのために、ある仕事を他の人間にカバーさせるなどということは不可能です。また契約に書いてあることは双方が履行しなくてはなりません。野球の井川慶選手がヤン

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    daruism 2012/03/05
    こないだ安いファミレス入ったら、呼びもしないのに店員が氷の入ってる冷えた水とメニュー持ってきた。サービスよすぎで涙がでるわ。そんなにしなくていいのに。
  • 財政をめぐる日米の政治、ニュアンスの違いには世代の問題が

    それにしても2009年の総選挙では政権交代を生み出すパワーになった「子ども手当」が、ここまで悪者になるとは、やはり日政治は「空気」で動くのだと痛感させられます。まるで、悪しき「バラマキ」の象徴のように叩かれ、遂に「廃止」という言質まで野党に取られたのですから、隔世の感があります。 2009年当時の「子ども手当」をめぐる賛否を振り返ると、少子化対策にはもっと根的な改革、つまり教育や働き方など社会制度の変革が必要だという立場と、とにかく刺激策としてカネを出して出生率を向上させようという議論があったように記憶しています。ですが、現在の永田町の議論は違います。少子化への根対策として邪道だから「子ども手当」を見直すのではなく、まず「復興対策への財源への不足感」があり、その結果として「バラマキ憎し」となり、それが「所得制限が緩い」という怒りになって最後には「廃止」ということになったようです。

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    daruism 2011/08/19
    シルバーデモクラシーここに極まれりといった感じだ。高齢化に伴い毎年1兆増える社会保障のために、その他のもろもろが食いつぶされている。
  • 風評のパワーを甘く見てはいけないのではないか?

    風評というのは「感情論」であるのは間違いありません。 それは、現在進行形の事象ではなく、過去の現象を振り返れば容易に分かることです。例えば「新型インフル」騒動がいい例でしょう。「水際作戦」といって検疫官の方々にまるで放射線防護服のような格好をさせて成田着の北米便の「疑い例」を調べさせたり、短期留学で感染者を出した学校に犯罪者のような視線が浴びせられたことなどは、今では完全に記憶の彼方の話です。 他にも色々な例があります。9・11の同時多発テロの直後に、日の企業が「海外出張自粛」をしたために、全く無関係なドイツの書籍見市「フランクフルト・ブックフェアー」の日関係のブースが空っぽになって顰蹙を買ったこと、同じく9・11の直後「米軍基地がテロリストに狙われる危険」を理由に、土の学校が沖縄への修学旅行を「自粛」したこともありました。こうした事件も、今では完全に過去形です。 勿論、風評は日

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    daruism 2011/04/08
    『風評などという甘い言い方ではなく「誤解」「誤認」であると厳しい言葉を並べ「科学的根拠を耳が痛くなるぐらい強調」して対抗すべき』理屈は正しいが、効果があるか疑問。人は自分の信じたいものしか信じない。
  • 「国歌の替え歌で逮捕?」自民党のマーケティングはどうなっているのか?

    報道によれば自民党が「国旗損壊罪・国歌侮辱罪」の提案を検討しているそうです。このうち、国旗損壊を罪にするのはそれほど異常なこととは思いません。国旗の焼却行為というのは、その国旗を持つ国家と国民に対する侮辱であり重大な紛争に発展する可能性があります。そうした国際社会の秩序撹乱行為を抑止する目的であれば、損壊を禁ずるというのは一理あるからです。 現在既に外国国旗の損壊については「外国国章損壊罪」という刑法の規定で禁止されているのですから、同様の行為を自国国旗に関して禁止する趣旨であれば、決して不自然ではないでしょう。ただ、民主党の党旗を慌てて作るのに日の丸を重ねて切り貼りしたというような「間抜け」な行為まで罰するようだと話は違います。低次元の政争を仕掛ける姑息さしか感じられず、そこまで含めたいのなら反対せざるを得ません。 一方で「国歌侮辱罪」というのはこれは大変です。というのには色々な理由があ

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    daruism 2011/03/04
    下野することになった選挙の敗因が小泉改革による格差拡大にあるなんて思ってる時点で、自民党にマーケティング能力なんてもんは存在しないと分かる。
  • アメリカの「自称OTAKU」には日本の「オタク」を見下す権利はない

    静岡県熱海市の老舗温泉旅館「大野屋」の経営が行き詰まり、民事再生法の適用を申請して営業を続けながら再建を目指すことになったようです。このニュースは、恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス+」の舞台になった「特需」をもってしても自力での再建ができなくなったというエピソードとともに伝えられることが多く、余計に温泉リゾート熱海の凋落を際立たせていました。 この「ラブプラス+」というゲームでは、若い男性の主人公キャラが若い女性と交際を深め、ある程度親密になると熱海に1泊旅行するというストーリーが設定されているのですが、このゲーム中に実名で登場した大野屋旅館では、ゲームのファンの宿泊が増えていたようです。何でも、予約時に「ラブプラス+」と告げれば男性1人でも布団を2組用意するサービスがファンにウケていたそうで、熱海市としてはこのゲームのファンを市として歓迎する政策を取っており、大野屋はその中核に位置

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    daruism 2010/11/22
    なにかいろいろ噛み合ってない感。
  • オバマだけでなくペイリンも「負けた」中間選挙

    前回のエントリの時点では開票途中だった中間選挙ですが、その後の推移を見ますと、予想に反して上院内総務のハリー・リード候補(民主、ネバダ)が議席を守った一方で、下院では61議席を上乗せした共和党が予想以上の圧勝となるなど、様々なドラマが生まれています。いずれにしても、その共和党を勝利を牽引したのは保守ポピュリズムの「ティーパーティー」だった、表面的にはそう見えます。また解説として間違ってはいないと思います。ですが、その「ティーパーティー」の大姉御であるサラ・ペイリンに関しては、決して「勝利」とは言えない、そんな見方も可能です。それどころか、今回の選挙を契機にして、ペイリン自身が大統領候補に擬せられる動きは、下火になってゆく可能性も出てきたように思うのです。 確かにケンタッキー州の「リバタリアン(政府極小主義者)」ランド・ポール候補や、三つ巴の戦いを制して圧勝したフロリダのマルコ・ルビオ候補な

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    daruism 2010/11/05
    茶会系候補は「保守党ウケ」はよくても「一般ウケ」しなかったってことか。/「実現可能性のあるような穏健で現実的な意思決定に収束してゆく」いいなぁ・・・
  • 若者の「内向き志向」の原因は「悪いお手本」にあるのでは?

    最近の日発のニュースでは、やたらに「若者の内向き志向」という話題が目立ちます。「大学では予算があるのに短期留学の派遣定員が埋まらない」「海外旅行の減少は経済事情だけでなく関心の薄さも背後に」「研究者の留学意欲も低い、就職後に海外赴任をしたくない人間が多数派」・・・同じような記事ばかりですが、数字を挙げている記事も多く、やはり傾向としては事実のようです。確かにアメリカから見ていますと、キャンパスの留学生、大都市を歩く観光客、大リーグの応援ツアーなど、一時期と比べると日人の存在感は激減しています。なるほど「内向き志向」というのは事実のように見えます。 ですが、ちょっと考えるとそう単純な問題ではないように思うのです。若者に「外国行きをためらわせる」要因には、もっと文化的な、心理的なものがあるのではないでしょうか? それは一言で言って「過去の外国帰りの人々」が「悪いお手」というイメージを残し

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    daruism 2010/10/29
    『本当に問題なのは(中略)とにかく「ダンマリ」を決め込むという態度、あるいはそれを強制する組織だ』でる杭は打たれる上に打たれ損・・・
  • サンデル教授の哲学講義は特別でもなんでもない

    マイケル・サンデルというハーバードの先生の哲学の講義が面白いというので話題になり、TV番組化されて日でも中継されたり、サンデル先生自身が日の東京大学で模擬授業を行って喝采を浴びたりしているようです。当はこうした現象は70年代の後半ぐらいからスタートしていれば良かったのですが、遅いから無意味とは思えません。今からでも遅くないので、日でも高等教育の指導法としてこうした抽象的な論議の訓練ということを導入すべきだと思います。 まず、誤解を解きたいのは、このサンデル先生の講義というのは、私がビデオクリップで見た範囲では、サンデル先生の専売特許でも、ハーバードの特殊な優位性を表しているものでも何でもありません。確かに日常的な問題から抽象的な原理原則の話に気づかせるとか、学生の反応に当意即妙なレスポンスができるという意味では、教育者として優秀な資質を持った先生だと思いますが、アメリカの大学教育

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    daruism 2010/09/06
    「ディベートの勝敗イコール人格の優劣のような形になってしまう」そういう意図はないんだが相手がそう受け取ってしまうのが実に困る。
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