「再検討」というほどでもないですが。はてブでdaruyanagiさんが、「外的ショックで千々に分断された経済ネットワークの修復に、リフレって役立つんだろうか」ということを書かれていました。もしこの外的ショックでの経済ネットワークの分断仮説を、かっての小林慶一郎・加藤創『日本経済の罠』で展開されていた「ディスオーガニゼーション」仮説であるとみなせば(そのdaruyanagiさんが参照求めている人のものは読む気がしない*1)、以下のようなことをかって野口旭さんと僕の共著『構造改革論の誤解』(東洋経済新報社)で書きました。簡単にいうとディスオーガニゼーションという状況分析自体が誤っているので、誤った状況判断にリフレが効果あるかどうかは問いにならないと思っています。以下の引用をご参考ください。 ところで、小林・加藤両氏は、その独自の見解として、「ディスオーガニゼーション」という、不良債権による新た