川崎重工業は3日、兵庫工場(神戸市)で生産している北陸新幹線用の新型車両の製造現場を公開した。長野―金沢間が開通する2015年春に向けて、急ピッチの生産が続いているという。 車両はJR東日本とJR西日本が共同開発したが、デザインは川崎重工が手がけた。伝統工芸品をイメージし、車体の中央には落ち着いた銅色の帯を施した。 部品の組み立てを担当する加治屋誠さん(27)は「シートなどの内装品では金属部分に角がないか実際に手で触って安全性を確かめています」と話した。 車両は川崎重工のほか、日立製作所や近畿車両など計4社が生産している。