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ブックマーク / reki.hatenablog.com (34)

  • 消火器の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    これまで数多くの人命を救ってきた消火器の発展の歩み 消火器は1723年にイギリスで発明されました。 19世紀に近代的な消火器が誕生して使い勝手が向上し、20世紀になり性能が向上し普及が進んでいきました。消火器の歴史は、効率と消火能力をさらに高めるために、設計にさまざまな変更を重ねてきた技術改良の歩みです。 1. 火事の種類と用途 一口に消火器と言っても、用途によって様々な種類があるのをご存じでしょうか。 消火器でも買ってみよっかな、的な、筋トレグッズを買うようなノリで買うものではなく、ちゃんと考えて買わないとダメなのであります。 消火器を購入する際は「火災種別」と「薬剤種別」の二つを鑑みて選ばなくてはなりません。火災種別とは何が燃えているかの種別で、薬剤種別とは消火剤の種類のこと。 火災はA~D級に分類されます。この種別によって使う消火器を使い分けます。 A級火災とは「木材、紙、繊維などが

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  • 「反穀物の人類史」書評 - やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    世界史を見る視点が大きく変わる壮大な文明論 「反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー」ジェームズ・C・スコット著(みすず書房)を読みました。 紀元前4000年から紀元前2000年の時期に、我々の祖先が作り上げた「国家」という仕組みがどのように成立したか、その中で穀物がどのような役割を果たしたかを、考古学・人類学のファクトを元にし壮大で大胆な仮説が提示されています。 その中で国家が民を支配していく中で、税が課され、兵役や労役が課され、疫病が流行り、ロクなもんはえず、人間が自分たちをどんどん不幸な方向に追い込んでいく様が描かれます。 賛否はあると思いますが、「何だ、やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな」という感想を持つ人もいるかもしれません。 1. なぜ国家は生まれたのか 書の筆者ジェームズ・C・スコットはイェール大学の人類学者・政治学者。東南アジアをフィールドとし、地主や国家の権力

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  • 古代の人々が夢中になった7つのボードゲーム - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    古代から人々の暇を潰してきたボードゲーム ボードゲームの人気がずっと続いてますね。 ちょっと前までは、ボードゲームといえば、伝統的な将棋や碁、麻雀、チェス以外には、オセロ、ドンジャラ、人生ゲーム、モノポリーくらしかありませんでした。 今や、海外製のユニークなボードゲームがたくさん入ってきて、子ども向けの分かりやすいものから、大人が眉間にしわ寄せて考える戦略的なものまで様々あります。 ボードゲームは古代から様々な種類があり、碁やチェス、バッグギャモンのように古代に生まれて現代まで遊ばれ続けているものもあります。 今回はあまり日では知られていない古代のボードゲームを紹介しようと思います。 1. セネト(古代エジプト) 世界最古のボードゲーム セネトは古代エジプトで人気のあったボードゲームで、その歴史は紀元前3100年ごろとも言われるエジプト第一王朝にまで遡ります。エジプトではかなり普及してい

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  • なぜガイルはアメリカ人に絶大な人気があるのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    (C) Capcom USA アメリカ人が考える「格好良さ」を体現したガイル ストリートファイターシリーズの主要な登場人物の一人であるガイル。 日を始め多くの国のファンにももちろん人気があるのですが、アメリカではなぜか別格扱いされています。主役級のリュウに匹敵するか、それ以上の人気を誇ります。 なぜガイルはアメリカで人気なのか、アメリカ文化史や社会史の観点から考察していきたいと思います。 なお、この記事はある程度ストリートファイターシリーズについて知っている前提で書きます。ストリートファイターシリーズやガイルについての基的な説明は省いてお話しします。あらかじめご了承ください。 1. アメリカで主役級の扱いであるガイル ガイルがアメリカで人気で、主役級の扱いであることを皆が知ったのは1994年の映画「ストリートファイター」からではないかと思います。 この映画では、ジャン=クロード・ヴァン

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    daruyanagi
    daruyanagi 2019/09/03
    自衛隊員がミジンコ扱いの某国とはえらい違いや
  • 18〜19世紀のヨーロッパ高級娼婦のゴシップ伝説(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    19世紀に入って変わるクルチザンの形 ヨーロッパの高級娼婦の後編です。 前半ではルイ15世の愛妾を中心に、フランス革命前の「古き良き」宮廷に侍ったクルチザン(高級娼婦)たちをリストアップしました。前編はこちらよりどうぞ。 フランス革命が勃発後、急速に現代的な価値観が世の中に浸透していく中で、どのようにクルチザンの形が変わっていったのかを見ていきたいと思います。 7. ドロシー・ジョーダン 1761–1816(イギリス) 国王ウィリアム4世即位前の愛妾 ドロシー・ジョーダンは愛称をドーラとも言い、アイルランド人の父とウェールズ人の母との間に生まれたごく普通の庶民の出です。 幼いころから機転が利いて愛想がよく、なにより大変美しかったドロシーは、1777年に16歳で舞台デビューを果たして主に喜劇の「おてんば娘」の役で活躍しました。当時の舞台女優は愛妾も兼ねていたこともあり、様々な男たちがドロシー

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  • 嘘で戦争に勝利にした嘘みたいな話 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    戦いに勝つためにはたまには方便も必要 狼少年の話を待つまでなく、嘘はいつもついていたら全く効果がありませんが、たまにつくことで有効な場合があります。 つかないに越したことはありませんが、仕事でも私生活でも、たまには嘘を使ったほうが色々なことがうまくいきます。 戦争では嘘と当の情報が入り乱れ、嘘の情報が戦いを勝利に導くことがよくあります。 1. わずか6人の兵でベオグラード市を降伏させた嘘(ドイツ軍) Attirbution:Bundesarchiv, Bild 101III-Weyer-024-05A / Weyer / CC-BY-SA 3.0 26歳のフリッツ・クリンゲンバーグは、ユーゴスラビアに侵攻したナチス親衛隊の将校で、ベオグラードを直ちに陥としギリシャに向かうべし、という国からの指令を受け取っていました。 しかし、クリンゲンバーグと6人の部下がベオグラードに上陸した途端、ベ

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  • 無能な指揮官列伝 - 無能さが起こした悲劇的な戦い(前編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    無能な指揮官が率いる絶望的な戦い 日史の「無能な指揮官」 と言えば真っ先に名前が上がるのは牟田口廉也ではないでしょうか。インド攻略を目指した無謀なインパール作戦を主導し多くの将兵を死なせた人物として悪名高いです。 各国史にはそれぞれ「無能な指揮官」とされる人物がいて、何をもって「無能」とするかによっても異なるので万人が納得するのは不可能なのですが、 「注意深さ、プロ意識、軍事知識の決定的な欠如によって歴史的な大惨事・大敗北をもたらした」 という観点で、前後編で「世界史の無能な指揮官」をピックアップしてみます。 「この人がいない!やり直し!」事案が多数発生しそうな気がしますが、あらかじめご了承ください。 ※2019/2/19 22:30 「7. カルロ・ペルサーノ」の項目の情報に大きな誤りがありましたので、修正しました。 1. 大カエピオ ?-?(共和制ローマ) ハンニバル以来のローマの大

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    daruyanagi 2019/02/19
    ヴィルヌーヴは相手が相手だけにちょっとかわいそうな感じもある
  • 【世界史】史上最もたくさんの子どもを作った王様トップ10 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    とんでもない数のタネを残した偉大な絶倫王たち もし王様として生まれたら、毎晩女をとっかえひっかえできるのになあ、と考えたことのある男子は多いと思います。 全ての王様がそのようなことができるとは限りませんが、今日の記事はそんな野郎どもがときめく夢のあるお話かもしれません。 正妃以外にあちこちに愛人や妾を作って、子どもを作りまくった王様が歴史上にたくさん存在します。今回はそのトップ10をまとめてみます。 この内容を不快に思う女性の方がいらっしゃったら、大変申し訳ありません。事前に謝っておきます。 10位:ラムセス2世(エジプト新王国第19王朝)100人以上 Photo by Hajor 古代エジプトの征服王 ラムセス2世は紀元前14世紀〜紀元前13世紀にエジプト新王国第19代ファラオであった人物。 北はパレスチナ、南はヌビアにまで軍事遠征して領土を広げた偉大なる征服王です。 さてラムセス2世は

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    daruyanagi 2018/08/28
    だるやなぎ:0人
  • 世界の民族の「創世神話」(欧州・中東・アフリカ篇) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    クリエイティビティ溢れる創世神話の世界 前編に引き続き、世界の民族の創世神話の概要をまとめていきます。 前編では、 アイヌ「天地開闢」 中国「天地開闢」 済州島「天地王ボンプリ」 モンゴル「ラマ僧ウダン」伝説 ハワイ「クリムポ」 アボリジニ「太陽の母」伝説 チェロキー族の創造神話 ナバホ族の創造神話 マヤ・キチェー人「ポポルヴフ」 をご紹介しました。前編はこちらからご覧ください。 後半は欧州・中東・アフリカ編いきます。それではどうぞ。 10. メソポタミアの「エヌマ・エリシュ」 Photo by Osama Shukir Muhammed Amin FRCP(Glasg) エヌマ・エリシュは「The Seven Tablets of Creation」という名でも知られ、紀元前1,100年ごろの作品とされています。 始まりは、混沌の中で水が渦巻いていた。 この渦の中で、水は甘い新鮮な水、塩

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    daruyanagi
    daruyanagi 2018/08/23
    エジプト、天地創造の4日目に姉弟できちゃった婚してて、ブレねえなって思った
  • 実は存在しなかったと考えられる世界史の人物(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    存在しなかった可能性が高い有名人 前編に引き続き、「実は存在しなかったと考えられる世界史の人物」をピックアップします。 前編は以下の人たちをピックアップしました。 李巌(りがん) ヨハネス20世 アルビダ アルベルト・ダ・ジュッサーノ メネリク1世 クリスチャン・ローゼンクロイツ 梅妃 ウィリアム・テル まだご覧になってない方は、こちらよりどうぞ。 後編は、比較的マイナーな人物を中心にピックアップしてみました。 9. ブリテンの建国者・トロイのブルータス トロイア戦争の末裔によるブリテン建国神話 ブリテン島は様々な神話や伝説が存在する、神話の宝庫のような場所です。 その中でまことしやかに語られるのが、ブリテン島の最初の国王はトロイア戦争の末裔の「トロイのブルータス」という男だというもの。 彼はトロイア戦争の英雄アエネアスの子孫で、ギリシアで奴隷にされていたトロイア人7,000人を解放して船

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    daruyanagi
    daruyanagi 2018/05/10
    リューリクぐらいしか知らんかったw
  • 実は存在しなかったと考えられる世界史の人物(前編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    創作の人物の疑いが強い世界史で登場する人物たち 子どもの頃にかつて歴史で学んだ人物が、大人になって実は存在しないことが分かってショックを受ける、ということがあります。 例えば、武蔵坊弁慶や紀伊国屋文左衛門、少しマイナーなところだと後醍醐天皇の孫・尹良親王や、那須与一の弟・那須宗久など、創作の可能性が高いと言われています。 聖徳太子も創作である説もあり、もし当だったら日歴史がひっくり返る大事件です。 日史だけでも数多くいるのですから、世界史にはとてつもなく大勢の「存在しなかった人物」がいます。今回は前後編でそんな人物たちをピックアップします。 1. 李自成のブレーン・李巌(りがん) 優しく強く、貧しい人たちの味方・李巌 一介の駅卒から身を起こした李自成は、大勢力を誇る盗賊団の首領になり、ライバルの軍閥や盗賊団を蹴散らし、とうとう明王朝を倒してしまいます。その後、北方からやってきた満洲

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  • 【西洋史】下層階級から国王になった人物列伝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    あまり数がないヨーロッパ史の「太閤様」 日史の成り上がり者と言えば豊臣秀吉をすぐに連想します。 彼の出自には諸説あって、農民足軽の出身であったとも、その下の身分であったとも言われています。 日史と同じく、中国史や中東史でも最下層身分出身の王は登場しますが、ヨーロッパでは最下層身分出身の王はあまりいない印象です。 階級社会が昔から明確なヨーロッパでは社会階級の流動は起こりづらく、ある程度は流動はありましたが、一代で王になるような人物は登場しづらい社会でした。 そんなヨーロッパ史における「成り上がり者」をピックアップしてみます。 1. セルウィウス・トゥッリウス(王制ローマ)?-紀元前535年 奴隷の身分からローマの王へ 伝説的な建国者ロムルスを初代の王とする王政ローマは、ローマ市民以外の者や、移住してきたエトルリア人など外部の者を王に据えたり、征服した町の貴族をローマ貴族として認めたり、

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    daruyanagi 2018/04/05
    奴隷から~のパターンはマムルークとかあるから案外あるよね(奴隷王朝どやぁ
  • 国の擬人化キャラクターの女の子13名 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    最も美しい国の擬人化キャラはどれだ 自分の国に特徴的なキャラクターを設定してカリカチュアに描くことがあります。 日だとサムライの姿で描かれたりしますが、名前やビジュアルに固有のものがあるわけではありません。 特にアメリカとヨーロッパの国に多いんですが、自分たちの国の歴史文化、国土を擬人化し名前をつけて表現し、しかも美しく若い女性の姿として描きます。今回はそのような「美人キャラ」をピックアップしてみます。 1. バラート・マタ(インド) Photo by Gautam Beera ヒンドゥー・ナショナリズムを神の形に現したもの バラート・マタはインドの国土の女神とされており、通常インドの国旗を手に持ち、側には獅子が控えています。その顔はヒンドゥーの神ドゥルガーやパールヴァティと類似しています。 バラート・マタの起源は19世紀末、反英・インド独立の機運の中で創られた文学や演劇・詩にあります

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    daruyanagi 2018/01/16
    マリアンヌさんのおっぱいは世界史マンの脳裏に刻まれてるよなー
  • 世界史で有名な女性同士の決闘(デュエル) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    愛のため誇りのため、一対一(サシ)で戦う女たち 以前の記事「世界で有名な人物の「決闘(デュエル)」では、主に国同士の戦いの雌雄を決した決闘を見ていきました。 昔は決闘というのは神聖な意味を持っており、一対一で戦って勝った者は神の加護があると考えられました。法が曖昧で拘束力がなかったため、正しさの判断を神に委ねた結果、決闘をすることにより公正な正しさが分かると考えられたのだと思います。 決闘を行ったのは男だけでなく、日ではあまり考えられませんが、女性もかなり決闘を戦っていました。 今回はヨーロッパの有名な女性のデュエリストを紹介します。 1. アルメリア・ブラッドック嬢 vs エルフィンストーン夫人 (イギリス) 年齢のサバ読みが殺し合いに発展 1792年のロンドン。 友人同士のアルメリア・ブラッドック嬢とエルフィンストーン夫人は、ささいなきっかけで大喧嘩をすることになります。その理由は、

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    daruyanagi 2017/12/05
    問題解決の手段であったはずの決闘がいつのまにか目的と化し、問題が棚上げされてたりするのおもろい
  • 「福祉国家スウェーデン」はどのように成立したか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「理想的福祉国家」スウェーデン ちょっと前まではスウェーデンやデンマークなど北欧の国々の手厚い福祉政策が「理想的」と喧伝されていました。 今でも教育や人権、福祉、労働条件の問題を語る時に、北欧の国々の取り組みは引き合いに出されることは多いです。何というか北欧諸国は理想郷とお思いの方も多いに違いありません。 確かに北欧諸国の取り組みは先進的で、我々が学ぶべきことも数多くあるのですが、一朝一夕に実現するものではなく、長い歴史的努力を経てこのような社会システムが出来上がっているのです。 今回はスウェーデンの福祉国家成立の経緯を見ていきたいと思います。 1. スウェーデン・モデルとは スウェーデンの福祉国家のコンセプトは「高い経済成長」を維持し「雇用を確保」しながら「福祉を充実」させることにあります。 資主義とも社会主義とも異なり、この両方の良い部分を統合したような仕組みで、市場の競争原理で国際

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  • 本当に計画された漫画やアニメのような軍事作戦 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    お笑いのような真面目な軍事作戦 これまでこのブログでも、冗談みたいな理由で起こった戦争や、間抜けすぎる軍事作戦、映画みたいな軍事作戦などなど、当にあったとんでもない戦争の逸話をたくさん紹介してきました。 ちょっと話が盛られてるところはありそうな気もしますが。 今回も「冗談でしょ?」と思ってしまうくらいぶっ飛んだ軍事作戦をピックアップします。 1.潜水鏡の上でカモメにウ◯チをさせる(イギリス軍) 対Uボート対策で真剣に検討された作戦 ドイツ軍のUボートは両大戦を通じて敵国の大きな脅威でした。 第一次世界大戦中、Uボートは商船や客船に大きな被害を与えており、イギリス軍はその対策に頭を悩ませていました。当時イギリスは対Uボート対策をいくつも研究していましたが、その中には「ハンマーを持った兵が筏に乗って潜水鏡を撃ち壊す」というものもありました。狂気の沙汰じゃありません。 もう一つ研究された奇妙な

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    daruyanagi
    daruyanagi 2017/07/04
    ブリカスで占められると思ってたけど、息子もたいがいだった
  • 現代の国家の始祖と見なされる古代王朝 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    現代の国家の始祖と位置づけられる古代国家 現代の日国の始祖がどういう体制だったかはやかましい議論がありますが、一般的には大和国のヤマト王権を中心に各地の政治勢力が糾合して出来たとされています。 騎馬民族征服王朝説とかワクワクする説は色々ありますが、中国の制度をパクって作った農耕民族の連合国家というのが近いんじゃないかと思います。 このヤマト王権は現在の日国の始祖的な存在である、ということに一応なっていますが、世界の国々にも「始祖王朝」的な概念があり、半ば伝説的なものもありますが、現在の国家の存在の正当性の根拠にもなっています。 1. 文郎国(ヴェトナム) 龍と仙人の間に産まれた男が始祖のヴェトナム 文郎国は4000年前にあったとされる王国で、その初代王フン・ヴォン(雄王)はヴェトナム建国の王とされています。 中国の史書によると、紀元前2880年に炎帝神農三世の孫・帝明は中国南部の五嶺を

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  • 史上最も短命な国家ベスト10(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ついに日数一桁の世界へ 国家というものは自分で勝手に国家を名乗っても認められず、他の「信頼されている国家」に承認されて初めて一人前と認められます。 言うなればヤクザ社会のようなもので、他の親分連中に認めてもらえないと潰されるだけです。 前編から続いている「短命な国家ベスト10」ですが、今回は後編です。 5位:フェロー諸島共和国(1946年9月18日〜9月24日 6日間) 独立投票が無効と見なされ解散させられた国 フェロー諸島はイギリス諸島の北に浮かぶ北方の孤島で、北西のアイスランドと同様、ノルウェーヴァイキングの末裔が住んでいます。 長い間ノルウェーの支配下にありましたが、16世紀にノルウェーとデンマークが同君連合になった後はノルウェー=デンマーク領となり、1814年に連合が解消されたタイミングで北西のアイスランドと同様デンマーク領となりました。 1940年に第二次世界大戦が勃発すると、ド

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  • 中世・キリスト教の聖人たちの凄いエピソード - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    マンガのような中世の聖人たちの活躍物語 皆様ご存知の通り、聖書はモーセやイエス・キリストなどのミラクル・エピソードが目白押しですが、中世ヨーロッパにも負けず劣らず凄い聖人たちの話があります。 それをそのまま歴史として見ることは難しいですが、当時の人の神への畏怖と、偉い神父様を称える気持ちがお話になっている感じがします。 1. アンティオキアのマルガリータ 絶対死なない不死身の修道女 アンティオキアのマルガリータは現在のトルコ・アンタクヤに5世紀頃に住んでいたとされる修道女で、いかにも伝説的なお話が多いので当に実在したかどうかよく分からない人物です。 彼女が有名なのは、「絶対に死なない」不死身の逸話によるもの。 彼女は若い頃から熱心なキリスト教徒でしたが周囲から疎まれ、ある官吏から棄教する代わりに結婚を申し込まれますがこれを断ってしまいます。怒った男はマルガリータに拷問をして地下牢にぶちこ

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  • 【独眼竜】世界史で活躍した「隻眼の軍人」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    隻眼キャラはカッコイイ!? 映画やアニメでは、何か「隻眼キャラは有能」みたいな風潮があります。 戦闘の指揮官や孤高の天才キャラ、あるいは戦闘バカに多い気がする。重要な局面で替えの効かない働きをする。 終盤のストーリーやラスボスと関係ある何らかの過去を背負っていたり、抑えの効かない危険な能力が眼帯を取ったら解放されたりする。 隻眼であることと有能であることの因果関係はないはずなのですが、確かに活躍している隻眼の人物は数多く存在します。 日史であれば伊達政宗、山勘助、鎌倉景政が有名ですが、世界史ではどうでしょうか。 1. 李克用(中国) 黄巣の乱を鎮圧した元祖「独眼竜」 李克用の家系はもともと遊牧民族の突厥であり、父の朱邪赤心は唐に仕え李性を賜りました。しかしこの親父はえないヤツで、878年に息子の李克用と共に唐に対し反乱を起こし敗れると韃靼に逃亡。そこで捕らえられるかと思いきや、息子李

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    daruyanagi
    daruyanagi 2017/03/09
    伊達政宗があこがれるのもわかる