40歳以上の男性では、2人に1人がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とその予備軍。ところが、これまでは気ままなダイエットと病気予防とが混同され、肥満の解消は軽く考えられていた。内臓脂肪型肥満も放置されてきた。 「肥満対策で成功した国はない。日本でも従来の肥満対策は、不特定多数に情報を提供する方法が一般的で、大多数が情報をつまみ食いしていた。今回は、対象を病気になる前の人にしぼったのが特徴だ。リスクの高い人に個人的にアプローチし、対象者にとって意味のある話をする」 日本栄養士会の会長を務める神奈川県立保健福祉大保健福祉学部長の中村丁次教授は、こう話す。 産経新聞 人気blogランキングへ