ゲート前に集まった島袋文子さんと福島県退職女性教職員あけぼの会のメンバーら=22日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は22日、埋め立てに用いる土砂の搬入作業を続けた。 辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、福島県退職女性教職員あけぼの会のメンバー35人を含む約90人が基地反対の声を上げた。初めて辺野古を訪れた同会の池田芳江会長=福島県=は、沖縄の市民が長年抗議を続ける姿を目にし「私たちも絶対に諦めない」と連帯の気持ちを新たにした。辺野古に暮らす島袋文子さん(90)も抗議に参加した。 名護市安和の琉球セメントの桟橋では、土砂を積んだトラックが次々と桟橋内に入り、土砂を運搬船に移し替える作業が行われた。市民ら約30人が「古里の土で古里を埋める必要はない。子どもたちに誇れる仕事か」などとトラックの