埼玉県三郷市と千葉県松戸市で、女子中学生と小学2年の女子児童が相次いで刺された事件は、通信制高校2年の男子生徒による連続通り魔事件だった可能性が高まった。男子生徒は逮捕時、刃物を複数所持しており、埼玉県警の調べに「人を殺そうと思っていた」などと供述。男子生徒は、さらに犯行を重ねようとしていた疑いがあるという。一方、現場周辺に住む住民からは「今まで不安だったけど、これで安心できる」と安堵(あんど)の声が漏れた。 埼玉県警によると、数日前から「ナイフを持ってうろついている人がいる」という複数の情報提供があり、中には「高校内にナイフを持ち込んでいる生徒がいる」などの具体的な情報も寄せられたことから、捜査線上に男子生徒が浮上。捜査員が男子生徒の周辺を警戒しながら捜査を進めていた。 捜査関係者によると、三郷市の事件現場にあった防犯カメラには、黒っぽい服装で自転車にまたがる男子生徒とみられる男が映って