松江市奥谷町にある老舗そば店では、おおみそかの31日、開店前から店の前に列ができていました。 「出雲そば」は、そばの実とそば殻の内側にある「甘皮」を石臼でひいたそば粉を使っていて色が濃く、香りが豊かでこしが強いのが特徴です。 そばは合わせて200食用意され、訪れた人たちは、温かい「釜揚げそば」や、3段重ねの漆器にそばを盛った「割子そば」などを味わっていました。 店によりますと、ことしは電気料金や燃料費、それにしょうゆやかつお節の価格が上がったことなどから、5%程度値上げしたということです。 大阪から訪れた男性は「これが食べたくて毎年、島根に来ています。とてもおいしいです」と話していました。 店主の佐藤博志さんは「1年で最も忙しい日ですが、一生懸命、いいそばを打っています。縁起物のそばで年越しをして、来年もいい年にしてほしいです」と話していました。
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