国立国会図書館建築委員会(大滝則忠委員長)は、同図書館関西館第2期施設の第1段階建設について国会に勧告した。第2期施設の規模を延べ約6万3000㎡とし、3段階に分けて整備する方針を示した上で、第1段階では延べ約2万5300㎡の建物を2019年度までに建設するよう求めている。第1段階の建設費は総額で158億0800万円(税別)としている。 【19年度までの完成求める】 国立国会図書館は、国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する役割を担う。東京本館(東京都千代田区)の収容能力が限界に近づいたため、1994年に国立国会図書館建築委員会が国会に対して関西館の建設を勧告。2002年3月に第1期施設が竣工、開館している。 現在、東京本館と関西館あわせた書庫の全体収蔵能力は19年度に限界に達すると予測されており、早急に書庫を増設する必要があるため、関西館第2期施設の整備に着手するよう勧告した