GoogleによるYouTube買収の主役はベンチャーキャピタルのSequoia Capitalだと言われています。同社はYouTubeの取締役会を完全に牛耳っており、Googleの取締役会のメンバーでもありますから、今回の買収劇は、YouTube破綻前に同社を売却したいSequoia社のキャピタリスト同士が仕掛たんだろうと思います。 さて、キャッシュを膨大に持つGoogleですが、今回の買収は株式交換でした。YouTubeは未公開で赤字だと言われていますから、同社をDCF方式や市場株価方式で評価することはできません。そうなると買収の調印はなかなか出来ず機を逸しますから、取締役会で急いで決議するため、株式交換によって懐を痛めずに買収を成立させたのでしょう。 しかし、株式交換といえども、$1.6Bという買収金額(相当株価)はどうやって決まったのでしょうか? 今後、株主総会で承認を得るためには
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