M.I. Aguilar, MD, E.S. O'Meara, PhD, S. Seliger, MD, MS, W.T. Longstreth, Jr., MD, MPH, R.G. Hart, MD, P.E. Pergola, MD, M.G. Shlipak, MD, MPH, R. Katz, DPhil, M.J. Sarnak, MD, MS and D.E. Rifkin, MD, MS From the Division of Neurology (M.I.A.), Mayo Clinic Arizona, Phoenix; Group Health Research Institute (E.S.O.), Seattle, WA; Division of Nephrology (S.S.), University of Maryland School of Medici
きょうは慢性腎臓病(CKD),「CKDにおける脂質低下療法の意義」についての座談会で勉強しました。 CKDという概念は、今となっては些か食傷気味な話題ではあります。 しかし、「脂質低下療法」という新しい切り口での座談会なので新しい知識が得られると思いました。 慢性腎臓病(CKD)は腎臓の構造的・機能的異常が慢性的に持続する状態で,日本では成人の約8人に1人が罹患している。 CKDは末期腎不全のリスクとなるほか,脳・心血管疾患の発症率も上昇させることから,新たな国民病として社会的にも注目されている。 一方,CKDの発症には脂質異常症,高血圧,糖尿病,肥満,メタボリックシンドロームなどが関与するため,生活習慣病指導や,薬物療法を含む早期からの集学的治療によってリスクを回避・低減し,予後を改善できる可能性がある。 CKDへの新たな治療アプローチを考える 木村 健二郎 氏(司会) 聖マリアンナ医科
最近、CKDのステージ分類に、eGFRと同等に蛋白尿を扱うべきという提案をとりあげました。慢性腎臓病の病期分類に尿蛋白を http://blog.m3.com/reed/20100418こういった論文を読んでいつも思うのは、蛋白尿があたかも動脈硬化や心血管イベントの原因であるかのような取り上げ方についての疑問です。以前から眼底所見を使った動脈硬化のステージ分類があります。 眼底動脈は脳動脈の一部ということで、脳血管の障害程度を「眼底」という「点検口」から観察しようというものです。当然のことながら動脈硬化は全身疾患です。 蛋白尿は糸球体病変としてユニットでとらえるのか、輸入動脈、輸出動脈の動脈硬化性病変ととらえるのか。もし後者だとすると、「蛋白尿」は眼底病変をみているのと同じことになってしまいます。しかし、「蛋白尿」出現のメカニズムはそんなに簡単ではありません。 きっと主座は糸球体基底膜とい
いわゆる、無症候性脳梗塞(silent cerebral infarction:SCI)は、MRIで観察されるが、その所見が、2型糖尿病患者の腎不全を予測することとなると日本人研究者の発表(http://www.medpagetoday.com/Nephrology/Diabetes/18195) Cerebral Microvascular Disease Predicts Renal Failure in Type 2 Diabetes Uzu et al. J Am Soc Nephrol.2010; 0: ASN.2009050558v1-ASN.2009050558 現行では、アルブミン・クレアチニン比が標準的目安だが、2型糖尿病患者のmicroalbuminuriaの非存在下でも腎不全予測が可能となった。ただ、高価すぎて、予後検査としては不適切。腎内・腎外微小血管疾患の存在の決
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