中曽根元総理大臣は、東京都内で開かれた会合で、日韓関係について、「互いが不幸な歴史を乗り越え、新たな歴史を切り開くことは宿命だ」としたうえで、相互理解の一層の促進を図る必要があるという考えを示しました。 この中で、中曽根元総理大臣は、日韓関係について、「両国は歴史的に一衣帯水の関係であり、これからも必然的に、東アジアの歴史を共有する運命にある。互いが不幸な歴史を乗り越え、アジアの安定・繁栄、世界の平和に貢献する目標を分かち合いながら、新たな歴史を切り開いていくことは、両国にとって宿命というべきものだ」と述べました。 そのうえで、中曽根元総理大臣は「安全保障の問題や経済的課題を、互いに協力しながら解決していくためにも、たゆまぬ対話と交流の努力を、幾世代にわたって継続することこそ、目指すべき両国の役割であり責任だ」と述べ、相互理解の一層の促進を図る必要があるという考えを示しました。